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ポール・タファネル生誕175周年記念 大編成木管アンサンブル「ソシエテ&東京ELEMENTS」演奏会(2019/9/16)

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『ポール・タファネル生誕175周年記念 大編成木管アンサンブル「ソシエテ&東京ELEMENTS」演奏会』に伺いました。(2019/9/16@昭和音楽大学ユリホール)

大編成木管アンサンブル「ソシエテ」はタファネルが設立した「木管室内楽協会(ソシエテ)」のために作曲された作品で歴史に埋もれた室内楽曲を発掘し、新しいレパートリーを開発するという意思を尊重して、フルートの藤田真頼さんを中心に結成されました。今回のコンサートでは、東京佼成ウインドオーケストラメンバーによる木管五重奏ユニット「東京ELEMENTS」が参加して、大編成の木管アンサンブル作品が披露されました。

▼出演:
フルート:藤田真頼・黒田 聰・丸太悠太、オーボエ:佐藤亮一・宮村和宏、クラリネット:中里真也・武田 弘・原 浩介、ファゴット:加藤秀一・福井弘康、ホルン:堀 風翔・小助川大河

プログラムは普段なかなか聴くことがない作品が並びました。
・オランダの作曲家レントゲンの7重奏「セレナーデ Op.14」
・グノーの9重奏「小交響曲」
・グーヴィーの7重奏「P.タファネルに捧げられた未発表曲」
・ラハナーの「木管8重奏 Op.156」
名手たちによる充実した響きがホールを満たし、それぞれの作品を味わうことができました。

アンコールとして、生誕175周年を迎えたタファネルの作品で今回のコンサートでは一番小さな編成となった「木管五重奏曲から第2楽章」が演奏されました。
一番最後には、フルートの藤田真頼さんによる指揮、そのほか10人の奏者によりラフの「シンフォニエッタから第4楽章」が非常に活き活きとした表情で演奏され、コンサートが締めくくられました。

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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