委託販売と対面販売をしない理由
こんにちは。
ハンドメイド作家のコノカです。
私はminneに大変お世話になっているハンドメイド作家です。
今の時代、「ネット販売が鉄板勝利ルートだろう!」と自信を持って活動しています。でも、実際は「委託にしようか迷っている」という相談を耳にすることもあります。
なぜ?
オンラインだと、日本中の方がお客様候補になり得るのに!
地域で絞ってしまうのはもったいない。
①委託販売
②対面販売(イベント販売)
③オンライン販売
私が思う、この3つの販売方法の中で、委託販売と対面販売が選ばないと理由を書いていきます。
①委託販売しない理由
自分で売れないものを人に頼んで売れるのか?
委託販売に関して、「自分で売れないものを人に頼んで売れるのか?」率直な疑問があります。
自分より作品を愛してくれて、自分の代わりに語ってくれるひと。
いるかなぁ?
出会えるかなぁ?
作ることに注力し、売ることを任せてしまうのは一つの方法。
でも、他人任せにしていて「売れない」ってぼやくのはちょっと違うと思うんです。
自分でリサーチして、作品を作って、売って、売れたときにはじめて、今までの答え合わせができるのです。
委託販売の手数料が高いのは本当か?
実演販売士って職業を知っていますか?
テレフォンショッピングなどで、「必要だと思っていなかったのについつい買っちゃうやつ」。
「欲しい」と思わせるために、商品を熟知し、説明の仕方を練って販売しているんです。
高い委託料には、このような職人技の接客業も含まれていると願いたい、、、
願いたい一方、私が足を運んだことのあるハンドメイド委託のショップ。
2種類に分かれています。
①置いてあるだけの、販売されているショップ。
作家さんについて聞いても、あまり答えてくれません。
場所提供のみ。
いろんな作家さんの商品が混沌としていて、低単価な印象。
②ショップの統一感が尊いショップ。
ここにあるものならなんでも間違いないって思えるショップ。
単価高め、ショップにファンがついているので、「次はこの作家さんを買ってみよう」とお買い上げイメージがあります。
もちろん②で委託したいですよね。
「自分の作品なんか、置いてもらえるだけで、、、」と自信がないのであれば、お客様がお金を払って買いたいと思うでしょうか?
私だったら、足を運んだり、ターゲット層やペルソナ、よく売れるもの、立地、来客数、来客年齢層、めちゃめちゃ聞くべき。
委託販売ばゴールではないので、リサーチしてベストマッチしたら契約を考えてくださいね。
委託先と濃密なコミュニケーションができるのか
手数料についても契約にしても、コミュニケーションと場数がいるのではないでしょうか。
会社員として価格交渉や契約に関わってきましたが、初めての契約でうまくいく気がしません。
ただ、ゴリゴリ安くしてってお話をするわけじゃなのですから。
人と話すことが苦手だからハンドメイド作家になる。
人に営業することが苦手だから委託販売を選ぶ。
ちょっと待ってください。
委託先のカモになっていませんか?
遠隔管理、難しいですから!
ハンドメイド委託ショップは、ハンドメイド作家の売り上げで運営されていますか?
月の更新費や送料など、ハンドメイド作家の負担は大きくなっていませんか?
どんな人にどのタイミングで何が売れたのか、連携が取れる委託先がいい。
盗難、破損、管理、劣化のトラブルは、誰の責任になるか確認を忘れずに。
委託販売の闇
心穏やかに暮らしたくて、人と関わりの少ないハンドメイド作家になりました。
ハンドメイドについて、悩みのない暮らしです。
育児の悩みを抱えている上に、大好きなハンドメイドで心が重くなる暮らしは嫌!
もちろんトラブルはつきものだけど、悩む確率を減らすことはできます。
人間関係のトラブルは、委託販売で起こる。
委託先の管理が不透明でおかしい気がする。
モヤモヤ。
差し入れは必要なのか?
モヤモヤ。
SNSでなかなか宣伝してくれない。
モヤモヤ。
平等ではないですよ。
委託先も売り上げを出さないといけないので、平等ではありません。
売れるものを優先するはずです。
Instagramのライブ中に人の作品を褒め続ける苦痛。
くだらないっ。
私は人と極力関わらず、ココロ健やかに、マイペースに暮らしていくため、ハンドメイド作家をしています。
委託先にモヤモヤする暇があれば、自分でセールストークを学び、写真の撮り方を極め、ネット販売について勉強し、売り上げを出すことを選びました。
実際、委託販売をしてバカ売れして稼ぎ倒しているハンドメイド作家さんを私は知りません。
ごく僅かなのではないでしょうか。
煩わしさを排除したいので、私の販売スタイルはネット販売一択になりました。
対面販売(イベント販売)しない理由
イベント販売で大失敗した話
ハンドメイド作家として活動を始めた頃に、たった一度だけ、知人に誘われてイベントに出店しました。
知人が主催のイベントで、運営の相談にのっていたところ、出展者として参加して欲しいと言われたのです。
私の商品が対面販売に向いていないと分かっていたのにも関わらず、
「見えない何かがあるかもしれない」
と、出店に挑戦してしまいました。
売れるビジョンが見えていないのに、売れるわけがありません。
全っ然売れなかった。
作家さんと繋がりが持てて、お付き合いで買ってもらっても、お世辞を行ってもらっても嬉しくない。
なぜなら、そのイベントにいる人は、私のお客様じゃないからです。
ペルソナにかすりもしない!
時間を相当無駄にしてしまいました。
出店準備の時間。
展示計画の時間。
什器の準備。
演出の準備。
イベント用のペーパーアイテムの用意。
ああ、悔しい。
その時は出店料がかからなかったのですが、什器などコストがかかりました。
イベント出店で稼ぐと決めたなら、初期費用をしっかり計画しないといけないですね。
私のようなネット販売の人間が、ちょろっと参加するものではありませんでした。
たった一度のイベント出店で学んだこと
出店に関しては一度しか経験をしていない初心者ですが、対面販売やイベント販売をしている先輩に相談して学んだことがあります。
これから最初のイベント販売にチャレンジする方は、参考にしてください。
イベント販売は自分で集客するべし!
自分のお客様は自分で呼ばないと、購入につながりません。
たくさん人が来るから、ちょろっと知ってもらって、気に入ってもらって、買ってもらえたらいいな。
なんて、甘い考えでは売れません。
イベント販売で売りまくっている作家さんから教えてもらった話、イベントの地域の近隣の人でお客様になりそうな人をインスタグラムでフォローして、メッセージでお誘いして営業をしていました。
その前はイベント地域の近隣に、自分でチラシを作ってポスティングをしていたとか、、、、
運営がすることではなく、作家がここまでしてもいいってことを学びました。
他にも、あります。
売り切れていい。
後半値下げしていい。
まずは負担なく、楽しんで、売れると思わず飛び込んでください。
ハンドメイドイベントの運営の相談役をしていて感じたこと
イベント会社というものが存在するように、ハンドメイドイベントもビジネスです。
赤字は出せませんし、場所代や宣伝にコストがかかっています。
出店料の中でやりくりがされます。
運営は出店するみなさんに売り上げを出して欲しくて主催しています。
だからと言って、「集客はまかせろ!」とは言えません。
出店側が運営におんぶに抱っこではイベント自体が成功しないのです。
販売価格の相場がずれると、高いお店も安いお店も売れない印象があります。
出店するメンバーを精査するべきなのですが、出店料を増やしたくて間口が広くなりがちです。
イベントビジネスは悪ではないけど、運営と出店者はウィンウィンであるべき。
搾取されていない?
什器や交通費、出店費に対して、完売していくら儲かる?
月に何回出店して、雨が降ってしまったら?
月の売り上げをイベントのある数日に賭けるにはリスクはないか?
一度よく考えてみて、広告費としてイベントに出てみるのはアリだと思います。
そして、私は疲れるからやらない。
だらだらとおうちでマイペースに暮らしたいので、ネットでコツコツと受注して、コツコツと時に昼寝したりぎゅっとがんばったり、平穏にハンドメイド作家をしていきます。
最後に、相性のいい委託販売事例
委託販売は、私の商品と相性が良くないので考えません。
イベント販売は、私の活動スタイルと合わないのでやりません。
でも、相性の良い委託販売もあります。
美容室でアクセサリーの委託販売は、神ルート。
私がアクセサリー作家だったら、美容室に通って、美容師さんと仲良くなって、そして土下座してでも委託してもらいたい。
髪をカットされている間、目の前にアクセサリーがあったらずっと見てしまいますよね。
髪のカットが終わって、「こんなアクセサリーが似合うよ」って耳に添えてイメージしてもらって、それが好みのアクセサリーだったら、一緒に買いたい人がいるはずです。
おしゃれな美容師さんに憧れている人も多く、その美容師さんがおすすめするアクセサリーは魅力に感じると思いませんか?
ケーキ屋さんでペーパーアイテムも相性が良さそう。
ケーキを買って、お祝いごとにあと少し、何か足したい時。
おしゃれなペーパーアイテムがあったら、その場でメッセージを書いて渡せますよね。
自分の作品を使うシーンを逆算して、営業してみてはいかがですか?
販売の仕方は、人それぞれ。
自分にあった販売方法で、負担のない暮らしを。
それがハンドメイド作家の暮らしを続けるポイントです。
私はおうちでマイペースに販売したい派です。
刺激はプライベートで投入します!
では、またね!
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