子どもの味方
わが家は、何にでも命を吹き込む傾向がある。(笑)
分かりやすくいえば、ディズニー映画のトイ・ストーリーのような感じ。大切にされていないおもちゃがあれば、おもちゃの気持ちを代弁して子どもに伝える。
「ブロックの家族と離ればなれになってこわいよー!」って泣いてるよ。
野菜にも命を吹き込む。
「イエーイ!オレを一番に食べてくれるのかい?オレを一番に選んでくれるなんて、最高にウレシイぜ!」ってこの人参、めっちゃくちゃ喜んでるよ。
公園のハトも代弁。
「毎日毎日、朝早くから、幼稚園大変だよな。あんまりワガママも言えないし、好き勝手できないし、全部が全部、楽しい訳じゃないもんな。わかるよ。けど、お互いがんばろうゼ」って言ってるよ。
息子が幼稚園くらいまでは、よくこんな風に、色んなモノに命を吹き込んで、代弁し伝えていた。
その内容のポイントは、息子が共感できる内容であること。絶対、正論を上から述べるような感じにはしないこと。このモノが息子で、こんな状況だったらどんな風に思うか?感じるか?自然とそんな内容になっていたと思う。
わが家はひとりっ子なので、子ども同士で、子どもの気持ちを共感し合える存在がいない。けれど、親としては子どもが嫌がることも、心を鬼にして正していかなければいけない時もある。
ー 面倒だからといって、片付けをしなくても良いことはない。
ー 嫌いだからといって、食べずに残しても良いこともない。
ー 行きたくないからといって、幼稚園をサボっても良いこともない。
片付けたくない気持ちも、食べたくない気持ちも、サボりたい気持ちも全部わかる。だから、親とは別のフィルターで共感の気持ちを伝えつつ、促していたのかもしれない。
けれど実際のところは、ここに書くまで深く考えたことはなく、ただ自分も想像遊びが好きで楽しんでいただけのこと。。。今回、改めて書きながら自分なりに分析してみた結果がこれだった。(笑)
(芹川)