夏キャンプ
夏休みに入るとすぐに訪れる富山県。目的は立山登山。
その登山の話は先日書かせてもらったので(夏登山)、今回はホームベースとなるキャンプのお話。
キャンプは自分の理想の基地を作っていく感じが好き。子どももいるので、テントの中の寝心地や、炊事などがし易い配置などはよく考える。夏はマットの上にい草のござを敷くと涼しく、ゴロゴロよく転がる子どももよく寝られる。テーブルは小さい子どもでも届く様に、ローテーブルにする。こんな風に自分なりに考えて作りあげていく感じが好き。
もちろん旅館やホテルのような快適さはないが、その分、自由度があるのがいい。子どもがいると「騒いじゃダメ」とか「汚したらダメ」とか、ホテルだったらつい出てしまうダメ用語があまり必要ない。どちらかといえば、子どもにもちゃんと役目が与えられる。
そして、外で食べるご飯が格別美味しい。いつもと違う環境だと、子どももいつもよりよく食べる。昔は自宅から肉をタレにつけ込んだり、手作りパンの材料を計っていったり、こだわりのキャンプ飯を作ったりもしたが、あまり張り切りすぎると、後々しんどくなるということが分かったので、食べ物は現地調達、現地調理を基本にした。そうすると、その土地のものを楽しむという旅感も味わえるし、生ものも新鮮にいただける。だから、道の駅は必ず寄る。あと、炭火焼の時は、ご飯の代わりにバケットを炭で焼いて食べるのにハマっている。ご飯を炊くより断然簡単だし、美味しい。
キャンプは何もかもが揃っている訳ではない分、日常のあたりまえの有り難みも感じるし、自然の偉大さも感じる。子どもは非日常という環境に楽しさと、知らず知らず学びを得ている。それは、机の上での学びより、格段上の生きるための学びが凝縮されていると思う。
(芹川)