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四角ワークの由来

何年か前のことです。

ある日、私は見てしまったのです!(笑)
三男、四男がTVを見ている時、CMを飛ばそうとリモコンの早送りのボタンを必死に押しているのを。(笑)
しかも、結構イライラしながら。(苦笑)

それを見た時に、なんだかな〜と感じてしまったのです。

録画したものやYouTubeなどをたくさん見ているせいか、映像は自分の好きなところだけ、好きなところから、見るように、ボタン一つで操作する癖が付いていました。
なので、数分のCMを待てなかったんですね。

まあその気持ちは、分からなくもないです。

でも、「待てない」息子たちの姿がなんだか頭に残りました。
なんとなーく、日常の中でも「待つ」事が少ないなあと感じたのです。

それで、楽しみに「待つ」作業をあえてやってみてもいいな、と思い立ちました。

キャンプでの火おこしからの炊き出しなど、アナログな作業には「待つ」がつきものだけど、週末ごとに行けるわけでもなし、もっと簡単についでにできるような作業で、パパも大きなお兄ちゃんたちも巻き込んでみんなで出来たら、飽きずにできるかな〜と考えました。

我が家の引き戸にはアクリル板が入っています。
子どもが激突しても割れずに安全だし、透明のところに描くお絵かきを子どもたちとやってみたかったのです。

そうだ!この引き戸のアクリル板にみんなで絵を描こう!どんな絵が出来あがるか待つ楽しみがある!自分だけで描くんじゃないから、尚更「待つ」時間も生まれるよね!

でも、我が家のお父さんは絵を描く事に苦手意識があります。無理にする事じゃないし、でもやりたい人だけってなると、続かなさそうだし、、、、。

そうだ(2回目)!○とか□とか数字とか誰もが描けて認識出来る形だけ描くなら、気負いもないんじゃないかな。

ってな頭の中の流れで、これはイケる!とやってみたのが四角ワークの始まりです。
(「それは面白いよ!」とこのちからメンバーが背中を押してくれたのも原動力になりました)

結果、我が家のお父さんも快く参加してくれ、大きなお兄ちゃんたちも面白がって、もちろん三男四男も楽しんで、四角を描く描く描く描く。
家族6人で描くとあっという間にアクリル板が白ペンで埋まっちゃうから、「1人1日1つ四角」とルールを決めました。

面白かったです♪

毎日どんどんいろんな四角が増えて全体の形は変わっていく。
1人ずつ描いてても「この四角誰や〜?」とか「みんな小さい四角多いし俺は大きく描こう!」とか、「なんか偏ってるなー。こっち空いてんで。」とか、バランス取ったり自分の思う四角をてらいなく描いたり、各々の性格や、その日の気分みたいなものも垣間見えました。

ただの四角だけど、「今日の四角はイキがいいなあ!」とか「そこ描くなんてセンスあるやん♪」とか、大きなお兄ちゃんたちにも良いところをどんどん声かけできて、お互いになんだかウキウキのやりとりも発生しました。

ここから始まった「つくるコミュニケーション」「四角ワーク」。
今ではこのちからのリアルでのワークショップでは毎回来てくれた方たちみんなとするワークになりました。

「つくることを通してその過程も楽しむ」
「面白く待つ」事を意識して始めたワークだったけど、その他にもいろんなプラスαを感じられるワークですよ。

大勢でも家族でも夫婦でも自分だけでも、ある一定期間の形として残せてアートなmemoryになります。ぜひお試しあれ〜♪

我が家は月毎に新しくして、描く形も変えてみました。

四角の月〜

丸の月〜




三角の月〜

(西垣)

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