寝起きの悪い息子くん
わがやの息子、赤ん坊の時から寝起きがチョーーー悪い。
目覚めたときに一人だと「放っておきやがって」と言わんばかりに、ベッドから怒りながら私を呼んだ。
かといって、起こしてやると「起こしやがって」と言わんばかりに、怒りだして不機嫌になった。
幼稚園に通い出してからは、幼稚園に行きたくないという気持ちも加わり、さらに朝の機嫌がダウン。幼稚園へ送り出すこちらとしては、笑顔で「いってきます!」と言ってほしいが…
それにはやはり朝の第一歩の寝起きが最重要!こちらの起こし方で一日が決まる!といっても過言ではなかった。
なので、優しく、物腰柔らか〜く(笑)、そ〜っと起こしてみる。けれど息子は『嫌いな幼稚園(行ったらとても楽しそうにはしていたが)に連れて行くために、ボクの機嫌をとっているんだな』とばかりに余計ダダをこねた。
子どもは親の気持ちを読むのがホントにうまい。。。
そこで私が行き着いた起こし方が、歌いながら起こすミュージカル風。歌は即興。息子が今日という一日をワクワク思えるような歌を、適当なメロディーにのせて起こすやり方だった。
この歌だと、こちらの魂胆を悟られにくい。それに息子の機嫌がどんどん悪くなっていっても、こちらの調子を崩されない。ここがポイントで、普段なら子どもの機嫌が降下していくと、共鳴するようにこちらの機嫌も降下してしまっていた。そうなると、親子共しんどくなってしまう。
このミュージカル風は、息子のためといって始めたけれど、私のテンションを保ち、どこか冷静さを失わないためのものでもあったかもしれない。
朝のスタートを気持ちのよいものにするために、今日も私の舞台の幕があがる。(笑)
(芹川)