小3女子の雑談は深い
我が家には、よく子どもが友達を連れてきます。長男の時は、5.6年生くらいになってやっと、会話が成立してきたなって感じで、何かについて意見を出しあって、話しているという場面に出くわすこともなかった様に思います。
そんな感じでのんきに構えていた母は、真ん中娘と末娘で、女子と男子の違いが、1年生ですでに歴然でおどろいたものです。
考えを言葉にする力が、比較的女子の方か早いのでしょうね。
が、それだけでなく、話題に上がる内容もビックリすることが多いし、やりとりで人間模様も垣間見れるので、多少把握してたいなーとこちらもおもいます。
我が家は、子どもの部屋はリビングの延長にあり、ちょうどその境い目にソファをおいています。
娘の友達が来ると私は、ソファに座り娘やその友達のやりとりに耳をすまして見守るようになりました。
盗み聞きと嫌がられない程度にわざと「座ってます!」をアピールしながら、そこにいるようにはします。母なりの礼儀。笑
真ん中娘が3年生だったかな?
ある転校生の話になりました。
「〇〇ちゃんは、お母さんが好きな人と結婚するから引っ越ししてきて、今の名前になったんやって。」
こっそり聞いてる私がビックリしてる間に
それを聞いた1人の子が、
「私のお母さんもそうやねん。今のお父さんは私のお父さんではないけどお父さんやねん」と。
私は、小3女子がそんな話することにただただビックリの連続。
すると、そんな話をきいて、うちの娘(真ん中娘)が、
「家族っていろいろやねんて、男同士で結婚する人もいるし、女同士で結婚する人もいるし、お母さんだけの家もお父さんだけの家もあるし、いろいろやねんて。それでいいんやって」
「なーーママ、そうやんなー?」
と急にふられおどおどしたことがあります。笑
その後、ふられたので、ジェンダーについてかみくだいて、小3女子に話ししましたが、みんなありのままでいいんやなってことを素直に聞いてくれたのが、とても嬉しかったのを覚えています。
その子達も今は6年生になり、あの頃のように無防備に話すことは少なくなりました。
が、今ちょうど3年生の末娘。
こちらも、先日友達とのやりとりで、びっくりしたやりとりをしていました。
友達の子がニュースか何かで気になったのか、
「大人になったら虐待とかするんかなー?」
というと、娘ともうひとりの友達が
「せーへんよ!絶対しない!」
うちの娘が、
「大人になってるってことはさー、それまでちゃんとママらが育ててくれたってことやのに、自分がそんなんしたらあかんやろ。赤ちゃんを産むってきめたら、最後まで責任もたなあかんし、虐待なんかしたらあかんよなー」
友達らも
「そーやんなー」
と。
これまた唖然としてしまった母。
聞き耳たてて聞いてる母としてはちょっと後ろめたさはあるものの、不甲斐なくキャパも少なくイライラしたりする母でも、子どもは大人ちゃんと見てて、子どもに愛情もってそれなりに一生懸命やってたら伝わるもんなんやと。
嬉しくもありました。
こんな話に限らず、「つ」で数えられる最後の歳、8歳〜9歳の小3女子の雑談
幼いながらも背伸びしたり、意外とよくわかっていたり、人としての軸が出来上がりつつある感じが面白いし、深い!
これは女子ならではかなー?
(池永)