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詩→夭折、明の明星を見ながら、秋の夕暮れ(長歌)、地上の星、薄青い空に、痛みを越えて、流れ、る、一度くらい、不機嫌な子ども、エンドレス、空飛ぶ艇に乗って、a forth wave…
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2024年7月の記事一覧

にゃん

にゃん

去年まで
扇風機は君と半分こだった

ソファに置かれたベッドが見える

クーラーが嫌いで
涼しいところを探して
家中を移動していた
私のにゃん

命日が来て
お経もあげて貰ったけど
君は
どうしているのだろう?

七年経って
やっと
新しい子が来たよ

君の代わりではないけど
家族も
私も
時々
名前を呼び間違える

君とは
毛皮の色も
模様も
性格も
全く違うのに

君は
やっぱり
いつまで経っ

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