【妊娠23w5d】切迫早産 | 子宮頸管縫縮術(マクドナルド法)からのアナフィラキシーショック
23w5d
9:00 AM頃
救急搬送された当日の朝、手術要否判断のため再び処置室へ。
経膣エコーではやはり危機的状況ではないものの、前の産院の判断も無視できないため、子宮頸管縫縮術(マクドナルド法)を勧められ、手術を受けることにした。
9:30 AM頃
手術のため、再び処置室へ。
静脈麻酔が施されて間もなく意識がなくなり、気づいた時には終わっていた。特に痛みなどなかった。このときには意識もあったが身体が思うように動かず、自力でのベッド移動を指示されたが出来ず、スタッフさんの力を借りて病室のベッドへ移った。
10:00 AM頃?
病室に戻ってからも身体に力が入らず、目もうまく開けられなかった。痛みはない。昨夜からほとんど寝てないためかなり眠いが薬の副作用のせいか寝られない。
(この後の出来事は目で見れなかったので、耳で得た情報であり、不正確な部分もある)
その後、様子を見にきた看護師さんが、私の手足に赤い斑点ができているのを発見。主治医を呼んでくれたが特に方針変えるわけでもなく、そのまま様子見となった。
しかし、赤い斑点が大きくなって手足全体に広がり真っ赤に腫れ、血圧も下が30まで下がり、血中酸素濃度も低下したらしい。それまで何となく頷くことで返答できていたが、それもできなくなる。身体の力が一気に抜ける感じがした。
アナフィラキシーショックの状態になり、何が原因か複数の医師で協議する声が聞こえた。このときは医師も看護師もたくさん私の病室に駆けつけていて、MFICUが大騒ぎになっている気がした。
こんな状況でも脳だけははっきり機能していた。死の淵にいるという感覚はこのときにはなく、名前を呼んでもらっているのにどうやっても返答ができないのがただただ悔しかった。
原因は術後に継続投与されていた抗生剤だった。すぐに投与中止。
やがて太ももにアドレナリン注射、口元に酸素マスク、右手でアレルギー反応を抑える点滴が始まる。いずれも何も痛くない。
間もなく目が開けられるようになったが、急に身体全体が震え出す。自覚はほとんどなかったが血圧が低下したため体温も低くなっていたそう。足の震えが激しかったので、看護師さんが電気毛布や電気カイロみたいなのを大量に下半身にかけてくれて、手を温めるため手を握ってくれていた。
時間の感覚はわからないものの、ほどなくして血圧なども落ち着き、頷いて返答もできるようになった。ただ、アナフィラキシーショックで喉が浮腫んだらしく、しばらくは酸素マスクがないと息苦しかった。