2023年のプログラムを終えて
こんにちは。
コネクトシスターズ、ファシリテーターのわきです。
今年も夏のガールズリーダーシッププログラムが終わりました。まずは、参加してくださった皆さん、私達を信じて娘さんをプログラムに参加させてくださった保護者の皆様、プログラムを支えてくださったビックシスターズの皆さん、メンターをしてくださっているブレンダ教授、プログラムの集客にご協力くださったPan Asia Advisorsの岡村さん、NPO法人セブン・ジェネレーションズの野崎さん、本当にありがとうございました。
今年のプログラムはGirls in the big worldというタイトルで5日間のオンラインプログラムを実施しました。社会に出ていく中で知っておいてほしいこと、考えてほしいこと、感じてほしいことが詰め込まれたプログラムとなっており、いつものコネクトシスターズのプログラム通り、自分の意見と意志を持つことが大切なんだと感じる事ができる様にまとめられていました。
今年は、低学年のクラスの参加者が定数集まらず、残念ながらキャンセルとなり、高学年クラスのみの実施でした。プログラムを運営するに当たり、多くの方のお力添えを頂いていることもあり、プログラムが実施できなかったことにショックを感じておりました。
このプログラムは社会に必要ではないのだろうか?独りよがりなプログラムになってしまっているのではないだろうか?など、プログラムの必要性を何度も自問自答していました。でも、まずは10年。アメリカでも初めて女の子向けのリーダーシップを実施したときには人数が集まらずに苦労をしたと、どの団体でも似たような話を聞いたことをを思い出しながら、きっと真摯にプログラムを続けていれば誰かの役に立つと信じて高学年クラスの準備を進めてきました。そして毎年プログラムを終えると、本当にやってよかったなと心の底から毎年感じます。今年も同じ様に、プログラムを実施して良かったと感じました。
初年度からプログラムに参加をしてくれている女の子は今年で4年目の参加でした。今でもよく覚えているのが、一年目に参加をしてくれた初日、お母さんが横に座っていて、とても恥ずかしそうになかなか自分の意見を発言できずに半日のプログラムを終えた参加者の女の子がいます。プログラム後にビックシスター達と、どうしたら彼女が発言をするサポートが出来るかを話し合ったのを覚えています。そこからびっくりするほど積極的に手をあげるようになり、自分の意見を頑張って言おうと努力している姿が頼もしくなっていきました。休憩時間には友達を作ろうと他の子に声をかけてくれて、プログラム最終日には、5日間で私はとても変わって成長した気がすると言ってくれて涙が出るほど嬉しかったです。その彼女は、2年目の参加時のグループワークではファシリテーションをして、グループを引っ張ってくれていました。3年目ではファシリテーションをするだけでなく、他の人の意見を絵にまとめるなどして、グループのコミュニケーションが円滑になるようにサポートもしてくれていました。そして4年目の今年のグループワークでは、他の人がファシリテーション役を頑張っている時には自分は完全なるサポーターとしてワークに貢献し、時間がギリギリで間に合わなくなってきた時に、ファシリテーションする役にまわりチームをまとめるという形でメンバーの性格や意志を尊重しながらチームを引っ張ってくれていました。どんなワークの際にも他の子も、自分も楽しめるように思いっきり挑戦をしている姿がとても印象的なリピーターの参加者です。もちろん、このプログラムの効果で彼女が成長しているなんて言うおこがましいことは言えませんが、毎年参加者の女の子たちみんなを見て、彼女たちの話しを聞いていると、このプログラムは続ける意味があると肌で感じるのです。ただ、プログラム4年目にしてそれをまだ、うまくROI(Return on investment 費用対効果)として一文にまとめられていないのが残念なところなのですが。もしかしたらプログラムをやり続けて、私自身が学び続けていかないと、このプログラムの効果というのはわからないのかも知れません。
今年のプログラムでは、特権のクラスやGrowth mindsetのクラス、女性の権利について考えるクラス、インターネットの付き合い方や、コンセントのクラスがありました。どれも、これから社会に出ていく彼女たちに知っておいて欲しい、考えてみて欲しい内容のクラスばかりでしたが、特に今年のコンセントのクラスは実施を出来てよかったと感じています。このクラスは多くの女の子たちに知ってほしい、考えて欲しいクラスなので、詳細については別で公開をしようと考えています。
まずは体と心の安全、次に彼女たちが自分らしく幸せに生きていくために自分の意志を大切にしていって欲しい、そして自分の意見は大切なんだと知ってほしいと思っています。このプログラムの内容が彼女たちの頭の片隅に残って、いつかのタイミングで役に立つ日が来てくれればいいなと思います。
私達は、ガールズの幸せを心から応援しています!何かあったら、何もなくても、コネクトシスターズに連絡してくれたら嬉しいです。
プログラムの参加者を集めるのに苦戦しています。でも、このプログラムを実施し続けることには意味があると信じて、まずは10年プログラムを続けていきたいと思っています。このプログラムの続け方や、プログラムを多くの女の子たちとその保護者の方に知っていただく方法をアドバイス頂けると大変嬉しいです。
今年もありがとうございました。そして、いつも応援ありがとうございます!こうして今年もプログラムを実施できたことを感謝しております。
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