国際ニュース TOP3 (6月28日)
1位:中国共産党、元国防相2人の党籍剥奪
中国共産党は27日の中央政治局会議で、国防相経験者の党員2人の党籍剥奪を決定。李尚福前国防相と魏鳳和元国防相。2人同時は極めて異例。
汚職が理由。2人は自身の地位を利用して便宜を図り賄賂を受け取った。
今回の党員剥奪に先立ち、軍最高機関の中央軍事委員会からも2人は除名されている。李氏は陸軍上将、魏氏はロケット軍上将だった。
習近平政権では、中央軍事委員会の大規模な汚職調査が行われてきた。
2位:中国、7月に「3中全会」開催決定
中国共産党は27日の中央政治局会議で、7月15-18日に第20期「3中全会」を開催することを決定。
3中全会とは、「中央委員会第3回全体会議」のこと。
第1回会議は指導部メンバーの人選、第2回会議は政府メンバーの人選などが話し合われるが、第3回会議は経済政策や改革方針が決定される重要な場となる。
欧米とは異なる発展モデル「中国式現代化」が主要な議題となる。
3位:バイデンVSトランプ、討論会
米国で27日、バイデン大統領とトランプ前大統領の1回目のテレビ討論会が開催される。11月の大統領選に大きく影響する。
バイデン氏は81歳、トランプ氏は78歳の高齢者対決となる。
22年大統領選の討論会では、両氏の罵声が飛び交う結果となり、米メディアからは史上最悪と評された。
今回は両陣営の合意の上で、無観客で開催、相手の発言中はマイクを切ることが決まった。
バイデン氏は、先月末にトランプ氏が不正会計で有罪判決を受けたことや、21年のトランプ支持者による議会襲撃を批判材料にする可能性がある。一方トランプ氏は、バイデン政権下での物価上昇や不法移民増加を批判材料にする可能性がある。