サーベイランスについての私たちの見解①
【サーベイランスとは】
経過観察期間とは、積極的な治療をせずに様子を見ることです。
CTは3ヵ月に1回のペースで行います。
その時に、安定(SD)か進行(PD)の判定が出ます。
進行となった場合でも、すぐに抗がん剤治療をするのかどうかは私にも分かりません。
知っている限りの知識で考えてみます。
【現状把握】
PFS(無増悪生存期間)、すなわちがんが進行せずに安定した状態である期間がどれだけ続くということは誰にも分かりません。
Folfoxiri+アバスチン療法を行い、PFSの中央値がどれくらいの確率なのかは調べれば分かります。
ただ、あまりリアルな数字を出すとこれを見ている妻が怖がるので止めておきます。
これにBRAF変異型遺伝子異常なので、マイナス因子として加味します。
「プラス因子」
年齢が若い、体力がある、やせ型ではない、肝臓の腫瘍摘出手術をした、肺の腫瘍は微小
「マイナス因子」
進行度はステージ4b、BRAF変異型遺伝子異常、慢性のCIPNによるしびれがある
【戦略を決める】
再発場所は何となくではありますが肝臓の可能性が高いでしょう。
肝臓は再生する臓器です。
ゆえに安全性と体力があれば切れます。
しかし再発場所がどこかは、運の要素です。
個人的には再発の対処については今までよりも慎重にするべきだと考えています。
手術か抗がん剤の2択でしょう。
手術はかなりの体力を要します。
無理をして手術をしたために、残念なことになる可能性があるでしょう。
私なら、余程の安全性(残肝容量がかなり残る。切る量が少ない)と評価時にどれくらいの体力と、予備能力があるのかがポイントです。
実は、この後半戦における治療戦略は治療ガイドラインも大事ですが、主治医が患者の現状を正しく把握しておく必要があります。
CTや血液検査では分からないことでも重要なことがあります。
例えばPS値(活動制限の度合いを数値化するための指標)。
例えば、しびれの度合いや変化。
例えば、本人の治療意欲や人生観の変化。
この3つにEBM(医学的根拠)と主治医の臨床経験というフィルターを通し、総合的な判断を主治医から提示してもらいます。
それを妻と私が受け止め、私たちなりの考えを主治医に出し、主治医と妻、私が話し合い戦略を決定するつもりです。
いわゆる、SDM(共同的意思決定)です。
続きます