COP29の歩き方(7)〜パビリオンを実況中継(その1)
前回は、COP通勤の1日のルーティーンをお届けしました。
これからは、複数回に分けて、Area Eの様子をお届けしたいと思います。
エントランスを通って、会議室が集中するArea C及びDに至る手前。
連絡通路を通って会場に入ると、圧倒的な数のブースが、所狭しと並んでいました。
もちろん、優秀なボランティアの方々が配置されており、立ち止まって会場マップを少しでも見ていようものなら、す〜っと近づいてきて説明してくれるのですが、それでも、結局迷いました。
ですが、この様子を皆さんにお届けするのが私の使命と認識し、会場をくまなく回って、殆ど全てのブースの写真を撮って参りました。
以下ご紹介しますね。
まずは、「ジャパンパビリオン」
ここで、私がアドバイザーを務めるスタートアップが環境省主催のセッションに登壇することになったお陰で、奇跡的にパスをゲットできましたので、お礼も兼ねて、トップバッターとしてご案内。
期間中、毎日複数のセッションが実施されていましたが、予想に反して(?!)、毎回立ち見が出るだけでなく、通路にはみ出すほどの盛況ぶり。
CEOも「閑散としていたらどうしようかと思ってたよ」とホッとした様子。
技術の紹介に留まらず、アジア開発銀行やISOとのコラボや、JCM参加国とのセッションなど、多岐に亘るテーマが盛り沢山で、多様性に富んでいたのが功を奏したのかとも思いました。
2番目は、「ウクライナパビリオン」です。
モノクロを基調としたシックな佇まいのブースでしたが、戦時下でありながら、環境に対する取組は一歩も後退しないという意思が感じられました。
この後ご紹介しますが、ロシアのブースは人流もあまり無く、出迎えてくれた「マトリョーシカ」が物寂しかったです(^^ゞ
これからは、地域毎にまとめて紹介していきます。
まずは、アフリカを南から。
COP27はエジプトのシャルムアルシェイクで開催され、気候変動に対する意識が高まっていることに加え、コンゴ急激な人口増が予想されていることから、他地域よりも多くの国がブースを構えていました。
ですが、やはり国力、資金力の違いは明らかで、「とりあえず出展した」ような国もありましたが、致し方ないでしょう。
ナイジェリアは、アフリカ最大、約2億3,000万人の人口を抱えるとあって、活気がありましたねぇ。
アフリカでも、東アフリカは少なく、サブサハラ、ギニア湾岸諸国が多かったのが目に留まりました。特に、ギニアやブルキナファソのように、一般的にアフリカの中でも低所得国や貧窮国に分類される国が参加していたのは、心強く感じました。
モロッコは、ほとんど欧州と言えるかと思いますが、その他のアフリカ諸国とは趣を異にしたブースが特徴的。AUとしても出展しており、多数の来場者を集めていたようでした。
ということで、パビリオン紹介第一弾は、アフリカ特集。
次回は、地中海を渡って、欧州へ移りたいと思います。
ちょっと長くなりそうですが、お付き合い下さいマセm(__)m