SBTiドキュメントのアップデート
SBTi申請フォームが更新されています。今年5月1日からの申請からは新しいフォームの使用がマストです。
料金規定が変更となっており、FLAG目標提出の場合は、通常の料金に加え、追加で$7,500必要になっています。また、料金免除規程が新設されており、売上10億ドル未満であることに加え、途上国あるいは経済移行国に本社があることが条件となっています。
短期とNet-Zero、クロスセクターかセクター別かで、使用するマニュアルやクライテリア、提出フォームが異なります。
短期SBTでは、こちらのクロスセクター用を使用します。
Net-Zeroでは、こちら。フォームが分かれています。
基本的に、以上のフォームを使用すればOKですが、特定のSDAを使用する場合には、異なるフォーム及び追加ファイルもあるので要注意。
一番面倒なのは、FLAGです。
共通のスタートアップガイドとは別のガイドが用意されています。
基本の提出フォームは同じものですが、追加のファイルが必要です。
ちなみに、ツールを使用しても、計画を立てるのは大変な作業でした。
ですので、審査する側も相当の負荷なのでしょう。
追加費用を請求するのもなるほどなと。
金融セクターは、提出フォームが異なりますので要注意です。
今回、スタートアップガイドが、協力に深化したのがプラスです。
セクター別のクライテリアや、パスウェイがグラフィカルに表現されていて非常に分かりやすいです。
新規に配属されたメンバーの、オンボーディングにも最適です。
併せて、マニュアル類も先月から今月に欠けてアップデートされています。
その他の4月分アップデートは、こちらの一覧を参照ください。
修正の内容も記載されています。
ところで、SBTiはセクター別ガイダンス(SDA)を鋭意開発中ですが、建築物のセクター別ガイダンスのドラフトが予定通り公開され、2ヶ月間のパブコメにかけられるようです。
来月5月半ばということですので、公開されましたら、ご案内しますね。
このように、SDA開発のパイプラインには、まだまだ「in Development」が多いですが、「SBTiの矜恃」を見せて頑張っているようです。
ダッシュボードも、リニューアル進行中です。
別のnoteでもご案内した、「Progress Framework」も今年のCOP28までに完成させるべく、マンパワーを投入して作業中。
期待しながら待っていましょう。
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