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カーボンプライシングとGX戦略(1)
カーボンプライシング
GX戦略
最近、とみに聞く言葉ですよね。
noteでは「カーボンプライシング」については何度となくお伝えしているところ、「GX戦略」は知っているけど、その実あまり理解できていない、そんな方もいらっしゃるかと思います。
かく言う私も、熟知している訳ではありませんが、関係については理解しているつもりです。簡単に言うと、「一度で二度美味しい」施策です。
個人的には、「やらないと損」どころではなく、「ダメージ」を受けるレベルだと考えています。なので、常々、このようにご案内しています。
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そして、その次には、こう続きます。
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先日、電気管理技術者の皆様(私もその一人ですが)に、このテーマで話をする機会があり「電気管理が温暖化対策や脱炭素に関わっていることを気づいていないのは、もったいない」ということをお伝えしました。
これは、その導入部でお話しした内容でした。
私のnoteをご覧頂いているのは、企業のサステナビリティ担当の方や、カーボンクレジットに関わっていらっしゃる方、広く環境関連に携わっておられる方が多いと思っていますが、中小企業の経営層の方もいらっしゃいます。
今回の受講メンバーも、それぞれが「個人事業主」であり、業務で接するのも中小企業の経営層の方ばかり。同じことが言えると思います。
皆様にとって重要なのは、ビジネスが継続すること、サステナブルであることだと考えます。つまり、情報開示だ、温暖化対策だ、ESGだと言っても、それに対処することによって、事業が立ちゆかなくなったら、元も子もありません。
世界的に有名な資産運用会社の日本法人の方も仰っていました。
情報開示によって収益が落ちるのであれば、意味が無い。
ヒト・モノ・カネをかけて、各所から要求される情報開示を行っても、収益につながらなければ「慈善事業」。一昔前のいわゆる「CSR」です。
収益を上げなければ、事業が持続可能でありませんし、収益を上げなければ、国、地方公共団体の税収も得られません。「儲ける」ことは「悪」ではなく、儲けなければならないのです。
ということで、「カーボンプライシング」と5月12日に成立した「GX推進法(脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の促進に関する法律)」が規定する「GX戦略」を「脱炭素」というキーワードを絡めて、シリーズでお届けしたいと思っています。
その中身は、ずばり「考え方」と「使い方」です。
1.すぐにでもできること
2.おそらくできること
3.できればやって欲しいこと
3段階に分けて、ご案内していきます。
重要なのは、「desirable」ではなく「doable」。
実践できて初めて、果実を得ることができます。
「見てるだけ〜」は手が届きません。
なので、もしかして「知ってるよ〜」「やってるよ〜」かもしれませんが、どなたでも「ガッテン」できるようにご案内して行きたいと思いますので、お付き合い頂けますと幸いです。
お楽しみに〜
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