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SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数。
前回はこちら。

まずは、世界全体のコミット数(2年以内に目標を提出すると約束する「Commitment Letter」をSBTiに提出した数と認証された数の合計)及び認証数です。

先月に引き続き、コミット数の傾きはほぼ変わらず、単調増加。
認証数は7月以降は一定で単調増加で、こちらも先月同様の傾向です。

増加数を見てみましょう

○短期SBT
コミット数:全体 +156社 日本 +17社
認証数:全体 +99社 日本 +15社

○Net-Zero
コミット数:全体 +68社 日本 +6社
認証数:全体 +19社 日本 +0社

残念ながら、日本のNet-Zero認証数は変化無し。
ただ、コミット提出数は増えていますので、審査が進む来月に期待。

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さて、今月上旬から2週間に亘って、エジプトの一大リゾート地、シナイ半島のシャルム・アル・シェイクで開催されていたCOP27に着目していた方も多かったことでしょう。

シャルム・アル・シェイクは2度訪れたことがあり、その環境の素晴らしさ(オン・オフ両面において)には魅了されていたので、現地に赴く気満々だったのですが、残念ながらパスが得られず断念した次第。

結局、ネットに張り付いて、情報収集に励んでおりました。

COP期間中は、「Thematic day」という、毎日様々なテーマが設定されており、そのテーマに沿ったイベントが開催されていました。

もちろん、CDPやSBTiなどの代表的なイニシアチブ/環境NGOのセミナーなども行われていましたが、個人的に印象的だったのが、最終日17日「Solutions day」に発表された、4つの新たなイニシアチブです。

1.Low Carbon Transport for Urban Sustainability (LOTUS):pushing towards low-emission transportation systems

2.Sustainable Urban Resilience for the next Generation (SURGe):focused on the development of Sustainable Cities

3.Friends of Greening National Investment Plans in Africa and Developing Countries:aiming to support developing nations in their climate adaptation and mitigation plans

4.Global Waste Initiative 50 by 2050:seeking to treat and recycle 50% of the solid waste produced in Africa by 2050

noteでは2回に分けて紹介しています。

これらは、関係なさそうに見えて、関連していると考えます。
横串を指しているのは、中東・アフリカにおける「人口増加」

現在、世界の人口の50%以上が都市に集中しています。
そして、今後増加が確実視されているが、中東・アフリカです。

それによる、生活環境の劣化を抑えようというのが、これら4つのイニシアチブの目的でしょう。(示し合わせた訳では無いでしょうけど)

1は輸送、2は都市計画、3は当該地域の適応及び削減計画、4はごみ問題。

昨日のnoteでも書きましたが、これからは、国や政府が法律を作って対策を実施していくのではなく、自分たちが生活者として、自主的に取り組んで行くフェーズに移っていくと思います。(移らざるを得ない)

日々の仕事と同じ、他人事ではなく自分事として、持続可能な社会の実現に向かって取り組んで行きたいですね。

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園田隆克@GHG削減サポーター
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