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SBTi参加企業数アップデート

毎月定例のSBTi参加企業数、2024年5月度。
毎週木曜日にアップデートされますので、2024年5月30日現在です。
前回はこちら。

今回から、Target dashboardを、LegacyからBetaへ変更しました。
今後はこちらを使用していきます。

すでに、昨年5月にBetaの運用は開始されていたのですが、データのフィルタリング方法が変更となり、これまでのグラフ等との継続性が保てなくなるので、当面Legacyを使用していました。ただ、運用開始から1年が経過し、そろそろかとは思っていました。

そんな中、Net-zero targetの「Commitment Letter」を出していながら期限内に提出できず、「Removed」された企業が続出し、当惑しているという報道がなされ、サス業界内では話題になりました。

この「Commitment removed」に加え、SBTiがNet-Zero達成にクレジットの使用を容認するようなリリースを出したことも、驚きを持って受け取られましたが、この問題については、私なりの考えをnoteに書きましたので、よろしければご参照ください。

これについては、Legacyでは「Net-zero」の「Commitment removed」というステータスで検索できなかったため、私は認識できておりませんでした。
(「Near-term」では検索できたので、こちらについては、ご案内できていたのですが)

Net-zeroの検索ステータス

そこで、Betaへの移行を決断しましたが、「Commitment removed」だけでなく、その他のステータスにも変更がありましたので、同様のデータ検索ができなくなってしまいました。

なので、グラフについては、一旦キャンセルして、ゼロから開始したいと思います。データが増えるまでは、表形式でのご案内となる点ご了承ください。併せて、英語は訳出せず、そのまま使用します。

さて、前置きはこれくらいにして、今後、お届けしていくデータをご案内します。次のように、Near-termとNet-Zero、Target毎に「Commitment removed」「Committed」「Target set」の企業数、及び、SBTiに参加している企業総数を月毎にレポートしていきます。

使用できるフィルタのうち「Near-term target」「Net-zero target」「Location」の3つを使用します。

フィルター毎に指定できるステータスはこのようになっており、それぞれで検索した企業数が、上の表となっています。

noteでは、企業数しかご案内しませんが、それぞれで検索すると企業の一覧が表示され、次の項目を参照することができます。


さて、金融SBTが先日アップデートされました。
24年11月30日より適用開始となります。

化石燃料セクターの開示、停止、移行、フェーズアウトのための新たな金融目標手法オプションの基準を導入するそうで、これが目玉ですね。

サス担の方々は、温対法の報告やCDP回答、あるいは、第三者検証対応など、日々の実務の負荷が日ごとに増している頃かと思います。

今後も、お役立ち情報をタイムリーにご案内していこうと思います。
フォローよろしくお願いしますね。

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