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薄い水面で溺れている 解決策はいつもある 月よナイフを研ぎ澄まし 砂漠の眠りを躊躇いつつ …
暗い水面が映す 暗い心は モノクロームの夢で 僕らを包んで 黄昏の彼方に 運び去ってしまう 神…
一人離島の丘から 光り輝く3つの日の入りを見た 君に衛星電話をかけながら
かけ離れた名前を しっかり殺して詰め込んで 夜が 君を 全てを盗む頃に 長く続く緩やかな坂…
誰もいない真夜中のグラウンドの 朝礼台に寝そべって 僕ら3人はじっと流星群を見上げていた …
課題図書を投げ出して1998 畳の上ゴロゴロ いいな どっか 遠く 波音 聴こえる祭囃子が こ…
会わなくなり 意味は去り 何れ遠くの風のように 退屈 嘘 かき集めてただけなのに 曲がる3つの角の先 うつす何にもない土曜日 離れた台詞 書きかけの詩をなぞるよに 「人のいないとこに行こうよ」 「ねえ、二人で」 「海のサボテン・ランドとか」 「秋の枯葉を通りで踏み分けよう」 「手をつなごうよ」 「冬になればマフラーに」 「外の雪」 「パーティ・タイムさ」 会わなくなり 意味は去り 何れ遠く渡る飛行機 退屈 嘘 かき集めてただけなのに
明けの夜の鳥が 青をすくよ 声は やがて消えるよ 君の片腕がするりと はるか遠くの氷山 横た…
私の過去と あなたの 15歳が 重なる 千年 波は寄せる ねえ ねえ ねえ 黙ってよう 月の窓辺…
ワンルームのアパートと 少し大きな家に挟まれた 広い道 車はほとんど通らない 気がつくと私は…
「そこで何をしてるの?」 その言葉が福音のようなものだったと気づくのはずっと後のこと…
始まりから 終わりが見えた だから 静かに 笑顔よりも 泣き顔がみたい 抱きしめた 何も不…
猫も眠り込む 昼過ぎ ボタンダウンと デッキシューズ 街を歩く 微かな潮の匂いと 記憶と ア…
ここは瀬戸内海を見渡す古い石畳が残る坂の多い街 どこぞの国の艦船がこちらに砲台を向けのんびりとしている 下駄の音をからころさせながら坂を登ると 血の色みたいな真っ赤な夕日がすべてを染めていて 僕はそれが五月蝿くて耳を塞ぎきつく目を閉じると 神奈川の山深い早朝前の岬の中にぽつんと居た 夏といってもその時間の空気はとても冷たく涼やかで 僕は港のあるところまで歩こうと試みたのだけど 森は深くなりやがて時間も逆行しだし ついには自分と影の判別も出来ないほどの暗闇の中 どこにも繋がらな