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「3つの調和」で暮らすバリ人のココロ。

バリ・ヒンズー。

他のヒンズーとどう違うねん!


インドや
ネパールじゃなくて

なんでバリ島に集まるねん!

というソボクな疑問を持ってるのは
私だけじゃなひと思ふw

そもそも、バリ・ヒンズーは
ブレンドなんです♪

ブルマン100%!じゃなくて
マイルドブレンド。

このプロセスは
インドネシアの成り立ちから知ると
めっちゃめちゃ面白いんだけど

長くなるのでスルーして。
(あ、知りたい?コメント多かったら考えるw)

インドネシアになる前から
バリ島はバリ島だったところがスタート。

バリ島には
太陽とともに起きて生活して眠る、

まさに太陽と暮らす
「自然崇拝」が存在していました。

そう、命あるもの全てが
神様であるようなイメージ。

そこに共同体や生活から生まれた
土着の文化や考え方(土着宗教とでも呼ぼうか)が育ち、

そこにやっと政治的な影響を受けて
マジャパヒト王国時代に
ヒンズー教がメイン宗教になったことで
バリ島にもヒンズー教が持ち込まれ

自然・土着・ヒンズーの
ブレンドが出来上がり♪

その後、ジャワのイスラム化によって
ジャワの(またはインドネシアの)ヒンズー教徒が
バリ島に集結してくる(逃げてくる)。

さらにヒンズー教の中で唯一、
政治的妥協によって
最高神「サン・ヒャン・ウィディ」を掲げる、

一神教の体裁をとった多神教なのです。

だって、インドネシア政府は
イスラム教を国教指定にこそしなかったものの、

公認宗教として許可するためには
パンチャシラという国の指針によって

「唯一神の信仰」に従わなくてはならなかった。

そこでバリ人の長たちは考えた。

「ブラフマもシヴァもヴィシュヌも皆さん、
 このサンヒャンウィディ神さまの
 変身した姿なんですよね〜」

ってことで
バリ・ヒンズーはインドネシアの
5つの公認宗教(今は6つ)の一つとして
認められた経緯があるんです。

サンヒャンウィディ神は

マハーバーラタか
ラーナーヤナかに

「ちらっ」

と名前が出てくる神様だとかそうじゃないとか
もごもごもご・・・

でも、
パッケージとリボンのかけ方が変わっても

中身は輝く宝石のような
バリ人のココロの礎となる
教えが変わるわけじゃなし。

たくさんの神様が力を合わせるように、
バリの人々も
厳しいまでの村コミュニティの中で
助け合って生きることを第一義に
生きています。

そのベースとなるのが
3つの調和。

人と神の調和
人と自然の調和
人と人の調和

マイルドブレンドの成り立ちを
いかんなく生かした
この考え方は

この島の至る所で

すぐ目に見える形で
見つけることができます。

折に触れ紹介していきますね。

更云サリ

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