開催レポート【CONNE CONNECTION VOL.1】 「ローカルにおける空き家・空き店舗・空きビル活用って”実際どうなの?”」
本イベントの目的についての紹介
2024年11月7日(木)に九州市の「だしとお茶の店 潮や」にて、「南九州市 空き家と移住の総合案内所 CONNE」主催のイベント「CONNE CONNECTION vol.1」が開催されました。
本イベントは、空き家や移住の具体的な取り組み事例における「実際どうなの?」というリアルな部分を深堀りし、参加者も一緒になって地域活性化に向けた解決策を考えていくことを目的としたイベントです。
今回は、株式会社下園薩男商店の代表である下園正博さんを講師にお迎えし、空き家や空き店舗、空きビルの活用における「実際どうなの?」という題材において、講演や対話によるディスカッションが行われました。
第1部について-「CONNEとは?」「オコソコの空き家活用とそのリアル」-
CONNE事務局であり、株式会社オコソコの代表である蔵元恵佑より
「CONNEとは?」「オコソコの空き家活用とそのリアル」について説明が行われました。
今年度より、「南九州市 空き家と移住の総合案内所 CONNE」を窓口としてスタートした移住促進事業における事業内容、実績、そして課題等を踏まえ、空き家・移住の課題解決には地域事業者との連携が必要であることが参加者に呼びかけられました。
また、オコソコとしての空き家活用をはじめとした各種事業の展開や変遷に基づき、ローカルにおいて事業を継続してきた経緯やそのリアルが語られました。
第2部 基調講演について 「ローカルにおける空き家・空き店舗・空きビル活用って”実際どうなの?”」
下園氏からは、「ローカルにおける空き家・空き店舗・空きビル活用って”実際どうなの?”」をテーマとして、これまでに取り組まれてきた「イワシビル」「山猫瓶詰研究所」「道の駅阿久根」「港町珈琲焙煎所」といった空き家や空き店舗、空きビルを活用したプロジェクトの「コンセプト」「資金」「デザイン」「商品」「人材・採用」「運営」などの各項目における具体事例とリアルをご講話いただきました。
家業とそれ以外の事業を両立しながら商品づくり・店舗づくり・まちづくりを行ってきた経緯、その地域の特性に根ざしたコンセプト設計の必要性、稼ぐことを前提とした空き家ビジネスの継続性などをお話しいただきました。
質疑応答では、多くの参加者から感想や質問が挙げられ、下園さんが直面した課題やそれを乗り越えてきたメソッドなどが深掘りされる場面も見られ、参加者の空き家・空きビル活用への関心や期待が高まっている様子が伺えました。
下園さんや参加者同士の交流会について
講演後は、同会場にて交流会が開催され、講師や参加者が直接意見交換を行いました。
地元の方々や空き家・空きビル活用に興味を持つ参加者同士が交流し、自身の現況や今後の取り組みなどについて、意見を交わしました。
実際に空き家や空きビルを活用した拠点づくりを検討している参加者もおり、具体的な相談や話し合いが行われる場面も見られました。
イベントを終えての皆さんへのメッセージ
「CONNE CONNECTION vol.1」は、空き家や空き店舗の活用についての課題や可能性について実際の事例から学び、地域活性化やビジネスとしての具体的なアイデアを探る有意義な場となりました。
地域の空き家や空きビルをどう取り扱っていくかは、今後のまちづくりにおいて非常に重要なテーマです。
このイベントをきっかけとして、地域内での事業者同士の連携や空き家・空きビルの有効活用がさらに活発化し、新たな取り組みが増えていくことが期待されます。
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