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POSデータ活用~マーチャンダイジングにおけるデータ活用 part2

こんちは!

前回から「POSデータ活用~マーチャンダイジングにおけるデータ活用」という内容で、紹介しています。

今回もデータ活用の観点で、ご紹介させていただきます。

POSデータ活用と広がり

POSデータには、POSシステムから得られる商品の販売履歴データから、
「いつ(日付)」「どこで(店舗)」「何が(商品)」「どれだけ(金額・数量)」「いくらで(売価)」売れたかを把握することができるようになりました。さらに天気の情報と売上の関係も把握することができるようになりました。

POSデータは小売店経営においては売上管理という重要な役割がありますが、いろんな切り口で分析を行うことで、小売業、または卸売業のMDやメーカーのマーケティング、営業提案に繋げることができます。

POSシステムが普及してくると、POSデータの蓄積のみではなく、
広く活用する動きが出てきました。
例:単品売上予想に伴う発注数の適正化、従業員の適正配置と作業効率化、
売れ筋動向に基づく品揃えの改善という形で、様々な業務で活用されるようになりました。


業務におけるPOSデータ活用方法

まず小売業のビジネスは、来店客のニーズに合致した商品を仕入れ、店舗で販売することです。その繰り返しで売上を高めて行きます。
しかし、POSシステムの普及前には、部門毎の売上増減などの管理が中心で、現場の勘と経験に基づくMDが行われていました。
POSシステムが登場し、データを分析・活用できる環境が整備されるようになったことで、データに基づく結果の把握と計画策定ができるようになりました。

MDでのPOSデータ活用はPDCAサイクルとして繰り返し行なっていくことが重要と言われています。
現在のトレンドや将来の予測を加味して新たな計画(Plan)を立て、その施策を実行(Do)し、実施結果を検証(Check)し、次の計画に向けた改善(Action)を行うという事業の継続的な改善と発展が基本ベースとなります。

販売計画を作成(Plan)
事業計画の中で予算が立てられます。
その予算の中で、小売業の場合は、全部門計の予算から、部門別・カテゴリー別に落とし込まれて行きます。その予算を達成するために、年間、月間、週間の販売計画が立てられます。
前年もしくはそれ以前のデータをベースに販売計画作成を行います。
その予算・計画に伴い、MD施策(品揃えの見直し、レイアウトの変更、売価設定等)

施策の実施状況の確認(Do)
計画されたMD施策が正しく売り場で実行されているか、確認することは非常に重要です。
確認方法の1つは、日別・店別データで日々の販売状況を状況を確認する事です。売上ゼロの店がある場合は、施策が実施されていない可能性があります。しかし、実施していたにも関わらず、何らかの理由で来店客が1名も買わなかったことも考えられますので、売場の状況を状況を確認する事が重要です。

MD施策を評価する(Check)
実施期間が終了後、実績の確認・評価を行います。
部門・単品の売上実績を予算や前年同期売上と比較して、達成状況を把握します。
予算を下回った場合だけでなく、上回った場合でもその要因を分析し考察することが次回の企画改善につながります。

問題点を明らかにし、原因を探る(Action)
全ステップ(Check)の結果を受けて、予算達成上の問題点を明らかにし、その原因を探ります。

まとめ

今回は、POSデータ活用と広がり、業務におけるPOSデータ活用方法を紹介しました。

POSデータは小売店経営においては売上管理という重要な役割がありますが、いろんな切り口で分析を行うことで、小売業、または卸売業のMDやメーカーのマーケティング、営業提案につなげる事ができる。

POSシステムが登場し、データを分析・活用できる環境が整備されるようになったことで、データに基づく結果の把握と計画策定ができるようになった。
現在のトレンドや将来の予測を加味して新たな計画(Plan)を立て、その施策を実行(Do)し、実施結果を検証(Check)し、次の計画に向けた改善(Action)を行うという事業の継続的な改善と発展が基本ベースとなる。

今回は以上です。
では、また!

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