改正健康増進法施行による逆進?
2020年4月1日改正健康増進法の施行により、飲食店は基本禁煙・分煙となりました。非喫煙者の私にとってはいいことです。しかしながら、店の前の路上が喫煙場所になっているケースが散見されます。すなわち、飲食店の前を通るだけで煙いのです。
中には店の前を離れて、付近を歩き回る輩もいます。それがきっかけになったかどうかは定かではありませんが、ちょっと前まで都心ではようやく見かけなくなった歩きたばこがまた目につくようになりました。話は逸れますが、彼らには、煙以前に火がついているものを人混みで持つことの危険性を認識してほしいものです。
受動喫煙をなくすための健康増進法の施行によって、かえって受動喫煙を強いられる機会が増えてしまったとも言え、健康増進法による逆進という皮肉な事態が生じております。
世の中には、喫煙者と非喫煙者がおり、それぞれが共存できることが望ましいのですが、両者の利害が一致しない場合、喫煙者の権利が制限される方向に動くのが常です。
私のように、かえって路上が煙くなったと感じる向きの声が大きくなった場合、さらに喫煙に制限が課せられるかもしれません。控えめな喫煙を望むものです。