連休が終わる
あぁ、お盆が終わってしまう。
子供の頃の夏休みが終わってしまう焦燥感に近いものを今年の夏は感じる。連日レジャーに忙しく過ごしていた過去と比べて、昨年と今年は何もしていないので、背徳感があるのかもしれない。
例年なら、お盆休みに若干の有給を足してキャンプや旅行もしくは帰省をしていたのだが、今年はこれらのレジャーは一切せず、ひたすら昼間から酒を飲み、子供たちはテレビでyoutube三昧。朝も9時や10時まで寝室でゴロゴロして過ごした。たぶん、太った。いや、確実に。体重計には乗れていないけれど。
そもそも、お盆休み前半は長男が熱を出し、41度を超える高熱に久しぶりにオロオロとしてしまった。だって、そんな高熱見たことないし、昼夜を問わずせん妄で泣き叫ぶし、彼の体がどうかしてしまうと心底心配し眠れぬ毎日を過ごした。
中休み的な平日出社を挟んだ後のお盆休み後半は、副反応ドキドキの夫のワクチン接種2回目と連日の大雨で結局外出するようなレジャーはなし。ワクチン接種の副反応はとにかくしんどい、大変だったと周囲の人から脅されていたので、もう家族での予定を入れる気になれずだった。
おたのしみ!夏休み映画鑑賞会
そんな中でも、ちょっとは親子で楽しもうぜ!と実施したのは映画観賞会。ほぼ毎日1本ずつ鑑賞した。
・サマーウォーズ
・時をかける少女
・バケモノの子
・未来のミライ
・怪盗グルーの月泥棒
・ミニオンズ
・映画すみっコぐらし
・ピーターラビット
・もののけ姫
・・・日々yutube鑑賞に忙しい我が子たちなのに、こう挙げてみると結構観てる。
映画を観る時はジュースとおやつを用意して、部屋をちょっと暗くして映画館ごっこをすることも。(部屋が暗い分こぼしたおやつに気付けず、とても汚れるのが残念なとこだが)
なかでも子供たちの最近のお気に入りは細田守シリーズなようで、上記とおおかみこどもの雨と雪は何度も観たいそう。ちょうど同じくらいの年齢の時、私は風の谷のナウシカをセリフを暗記するくらい繰り返し観ていたので、なんとなく気持ちはわかる。当時は海外に住んでいたのもあって、防犯上子供だけで気軽に友達を誘って公園へ行くなんてことができなかったので、ひたすら家で絵を描くか日本から持ってきたビデオを繰り返し観ていたことを思い出す。
自宅に籠らざる得ない状況は今の我が子とそう変わらないのかもしれない。ただ、それを悲観することなく、プラスの経験に変えていけるようにするには我々大人側の意識や声かけは重要かもしれない。
「テレビばっかり見ていないで、勉強やお手伝いもしなさい!」ではなく、「このアニメ好きだね、どんなところが面白い?どのシーンが好き?」というような会話や考えるきっかけとして活用していきたいと思う。
子供がいることで知ったこと
子供たちと映画やテレビを見るようになって、発見したことがもう一つ。
それは、ミニオンズ、すみっコぐらしって超かわいい!ということ。
これまでまったく興味のなかった、ミニオンたちが独自の言葉でしゃべっていること、しかもその独自言語のミニオンたちですら日本語吹き替えされていることを知った衝撃。製作者側のこだわりを感じてしまい、大人としてはジーーーン・・・
すみっコぐらしも、一人一人のキャラクターに個性と背景があり、
・本当の自分を隠しているとかげ
・いつもみんなに残されてしまうとんかつ
といった、見た目のかわいさからは予想もできない設定に哀愁を感じずにはいられない。やばい。泣ける。
私の成果!!どどーん
そんな訳で、今年の連休は長男の発熱と、旦那のワクチン接種にオロオロしたので家族としてのレジャーは映画を観るくらいしかできなかったが、私自身としては、
・読書 一般書2冊、絵本2冊(ぼくイエローでホワイトでちょっとブルー、はじめまして相対性理論、はじめまして量子力学、「データ分析」超入門)
・PTAの仕事の山を越えたこと
・転職先企業(ベンチャー)のリストアップ
・プチ大掃除(空気清浄機の分解、浴室の曇りとり、壁・床のふき掃除)
ができたので達成感はあり。冒頭で何もできなかったと書いたが、書き出してみると意外といろいろやっていた。さすが私。努力家!なんて自画自賛しておこう。
2年連続で遠出レジャーができていないのは不満だし、友人には感染を全く気にせずグルキャンなんかをしていて羨ましく思うことも多い。私心配性なのもあってとても遊びに行く気になれないし、納得しているけれど子供たちに非日常の原体験を提供できないのは心苦しい。
早く今までのような日常を取り戻したい。そんなことを思いつつ外出自粛したお盆休みであった。