ゲストに負担をかけたくなかった。オンライン結婚式を通して大切な人と関係性を続けていくことができるのかもしれない。
こんにちは、Congratsです！
Congratsは、いつでも、どこでも、誰でもできるオンライン結婚式サービスです。
今回は、実際にCongratsを活用して、オンライン結婚式を挙げた新郎新婦様へのインタビューをお送りします！話を伺ったのは、2020年6月20日にオンライン結婚式を挙げられた慎一さんと麻央さん。お二人とも交流のあるCRAZYの阿座上がインタビューをお伺いしましたので、是非ご参考にしていただければと思います。
ー2人がオンライン結婚式を実施するという決断に至るまでに、どんなことがありましたか。
（慎一さん）4月7日に結婚をすると決めた時、彼女と結婚式の話をして。
結婚式はやりたいと思っていたけれども、新型コロナウイルスの影響で、もしかしたら皆さんを集めて開催するのは、早くて1年くらい待たないと無理じゃないかと思っていたんですよね。
そう思っていた１ヶ月半後くらいに、あざ（インタビュアー阿座上）と話す機会があり、オンライン結婚式のサービスを紹介してもらいました。彼女は「慎一さんがやるというならやるよ」と、腹を括ってくれていたけれど、実際大切なことだし、一生に一度のことだから迷っていました。
そんな中、たまたま開催したzoom呑みの最中に、友人にオンライン結婚式の話をしたら「CRAZYの代表知っているよ！」ってなり、その場で代表の森山さんともお話しました(笑)色々とタイミングも良く、そういう偶然は正にご縁なので、「やろう！」って決めて動き始めました。
（麻央さん）今、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務なので会社の人に会わないんですよね。結婚の報告をするタイミングとしても、今回のオンライン結婚式で周りの人に伝えようと思いました。
ー結婚式をしないと周りに伝えるタイミング逃しますよね。“先延ばしにする”という選択もあったと思いますが、“今”結婚式を実施するという決断に至った理由はなんでしたか？
（慎一さん）僕自身がリアルな結婚式に対してどうしようもなく嫌だなと思っていたことがあって…。それは準備に半年、１年かかること。昔から、結婚を決めたら、そのタイミングで直ぐに結婚式したいな〜って思っていたんですよね（笑）
結婚報告して、「どんな人なの？」って言われたら、「今度、結婚式するからそこで是非聞いてよ！」と言えた方が盛り上がる。だから結婚を決めたら式までの時間はそんなに開かない方が良いなって。
ーテンションが高いまま、結婚式ができるというのはいいですね。2人が結婚式でやりたかったことはどんなことでしたか？
（慎一さん）僕がやりたかったことは２つで、多くの人を集めて、感謝を伝えること、そして、その大勢の友人の前で、親に対して感謝を伝えること。
その目的が達成できれば手段はなんでも良いなと思っていたんですよね。
新型コロナウイルスをきっかけに今一度、目の前にある全ての価値観に対して“はてな”を投げかけるようになりました。
きっと一人一人、結婚式を行う目的は全然違うはず。僕の答えの形としてオンライン結婚式は、僕の目的に100%応えられるポテンシャルを持っている。
と思ったんですよね。式をやった後も、更にそれは強く思いました。
ー最大限の褒め言葉ですね。
他にはオンライン結婚式にしたことで感じたメリットはありましたか？
（麻央さん）もともと、結婚式は家族だけで行おうと考えていたんです。会社の人にご祝儀を払ってまで参加していただくのは申し訳ない…ぐらいに思っていて。でも、オンライン結婚式なら家からでも気軽に参加していただけることは良かったですね。
（慎一さん）結婚式がポジティブなことはわかっているけれど、ゲストにお金を使ってもらったり、遠いところから来てもらうというカロリー消費をさせてまで、結婚式をしたくないという想いが、彼女は強かったですね。
（麻央さん）後は、お金問題。彼のやりたい結婚式をやるのは、オンラインでしか無理だったなと思います。大人数を呼びたいけれどもお互いが70人、80人のゲストを招待したら数百万円以上かかりますよね。
新郎新婦側の人数比を気にしたり、「ゲストからのご祝儀にみあう式をやらなくちゃ」という気分になるのは辛いので、オンラインで良かったなって思います。
ー確かに。準備の段階からゲストも新郎新婦の負担はありますよね。今回は、準備期間が3週間でしたがいかがでしたか。
（慎一さん）夫婦初めての共同作業だなって感じました。僕と彼女は出会って半年も経っていなくて、何か1つのコトを造って行くという作業はしたことがなく、いろんなことが初めてでした。
結婚式を通してお互いの物事の進め方、考え方も見られて結果的に今、隣で笑顔で話せていて。喧嘩もしたけれど結婚式は僕たちにとってプラスだったなって。
ー麻央さんはいかがですか。
（麻央さん）準備は楽しかったですね。でも、やることリストは頂いていたけれど、自分でも考えて進めて行かなくてはいけなかったので、仕事との両立は大変でした。
それでカリカリしちゃったのはありましたね…。ただ、喧嘩しても何とかなったのでお互いの距離が縮まったなと思います。
（慎一さん）彼女はToDoリストを作るのが上手かったり、問題を整理するのが得意だから、僕1人だったら落ち度がいっぱいあったんじゃないかなと思います。結婚式ができたのは、彼女のおかげですね。
ー結婚式の準備期間を通して2人の関係が変化していったんですね。実際にやってみて、オンラインとリアルの結婚式の違いは感じましたか。
（慎一さん）リアルでも、オンラインでやってても、それぞれの面白さがあると思いました。それは前提で、やはりオンラインでのネットだから、みんなと無限に繋がれているというのは、オフラインで実際に会ってみんなと話す感覚とは違った盛り上がりはありましたね。
当日は6カ国から200人以上のゲストが参加してくれました。zoomのチャット部分にゲストが沢山追いきれない程の書き込みをしてくれた瞬間は、ゲスト1人1人の言葉が可視化されてオフラインとは違う興奮はありました。
ーなるほど！式当日、周りの反応はどうでしたか。
（麻央さん）一人一人の話をしっかり聞けたのが良かったと言っていました。披露宴って、司会者の声が聞こえないとか、周りが騒がしいとか、あるじゃないですか。食べるのが比較的遅い友達は、リアルみたいにどんどんご飯が出てこないから、聞くことに集中できるのはメリットだと話していました（笑）
後は、ゲストと話す時間が長かったので彼のことを皆さんに、知ってもらえたことは良かったです。リアルの結婚式は、あまり新郎が話さないじゃないですか。初めの挨拶ぐらい…。
（慎一さん）たくさん話はできたけど、もう一度やりたいね！もっと面白くできたと思うんですよね、、、（笑）
ー十分、面白かったですよ(笑)
（麻央さん）遠い親戚のところに２人で会いに行くのも少し難しいし、友達といる時の彼を見られるなんて多分なくて。猫かぶるじゃないですか。親戚の前だと（笑）
でも、砕けた感じも見せられて、良い人そうで安心しましたっていうのは言われましたね。
ー嬉しい意見ですね。
（麻央さん）リアルだと、親戚同士の気遣いなどもあったなと思います。席を誰と隣にするのか、どんなグループにするのか…。オンラインだと顔を合わせる必要がなく、どちらにもストレスが無いのは良かったです。
普通の式を家族でだけ行っていたとしても。母が緊張したとは思います。式が終わった後に、母が結婚式の感想を送ってきてくれたのですが、私が母に読み上げた手紙への感想と、式自体の感想もあって。
緊張せずに式を楽しんでもらえるのは、すごく良いなと思いました。
ーなるほど。もう一度やりたいって言っていたけどリアルかオンラインかどちらで実施したいですか？
（麻央さん）選んだことに後悔はないけど、労力もそれなりにかかったので、コロナがなかったら…の話をするのであれば、選んだかどうかはちょっと定かではないですね。
ただ、やりたいことを実現するために、オンライン結婚式を選んでいたかもしれません。いつかは親族に、ウエディングドレスを披露する機会を設ける予定です。
（慎一さん）“結婚式”というワードは変えた方が良いと、式を挙げて感じましたね。
リアル結婚式は、その場で完結すると思うんです。実際会ってるから、それで満足するというか…。でも、オンライン結婚式は良い意味で、その場で完結しない。
ーなるほど。その考えは面白い。
（慎一さん）リアルで会ってないから、情報が足りなく、その情報を補填するためにリアルで会いたくなるんです。
会ってないからこそ、オンラインウエディングをきっかけに「結婚したんだ！なんか面白い人じゃない？じゃあ、今度帰った時に集まろうよ」というリアルな場所で密な関係性は生まれるきっかけになるなと思いました。
結婚式はどんな意味があるのかって考えた時に、そこで終わるものではなくて、それを通してその場にいるゲストとの関係性を続けてゆきたいという想いを届ける場なのかと。続けてゆくためにはリアルよりオンラインの方が役割としては適していると、感覚としては思いました。
インターネットはすごい情報量は多いけど、「リアリティ」という部分では3Dには勝れないと思うんですよね。それを自覚するとオンライン結婚式をする意味が明確になるかと。
オンライン結婚式の役割は、来てくれた人の先の関係を続けやすいコンテンツだなとポジティブに感じました。
-ありがとうございました。関係性を続けていくにはオンラインの方が適してるっておもしろい観点ですね。いろんなお話をお伺いして私たちも新しい発見がいくつかありました。
今後も新郎新婦さんへのインタビューを通してCongratsの結婚式の全貌をみなさんにお伝えしていきます。
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