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死にたいって誰かに言いたかった

わたしは数年前、
死にたがりの高校生だった。

うつ病や摂食障害によって、
思い描いていた人生を歩めなくなり、
生きていることが辛くてたまらなかった。

死にたい。
この4文字に全てを託していた。

わたしはあまりにも自分のことを知らなくて
あの暗くて、不安で、どうしようもない
気持ちを「死にたい」という言葉で
表現していた。

けど、「死にたい」なんて、
簡単に口に出していい言葉ではなかった。

生きることを当たり前としてる世界で
「死にたい」と言うことは
責められることだと思っていたし、
人には話してはいけないと思っていた。

「死にたい」なんて聞いた相手は
戸惑い、悲しみ、批判するのではないかと
不安だった。

そんなわたしは初めは文字にした。
Twitterに「死にたい」と書き込んだり
日記に書き殴ったりした。

けど、やっぱり誰かに聞いて欲しかった。

わたしは幸い、
「死にたい」と言ったところで、
動揺もしない恩師に出会ったことで
死にたいと言うことができた。

「死にたい」
その4文字を口にするのは勇気がいる。

けど、受け入れられた時は
わたしの生も死もまるッと肯定された
ような温かい気持ちになる。

生きづらさを抱えている人たちに、
「死にたい」と言える環境はあるのだろうか?

否定も批判もせず、
ただ聞いてくれるだけでいい。
それだけで心が少し軽くなる。

「死にたい」と言える環境を作りたい。
死にたいわたしがいてもいいことを伝えたい。

「死にたい」って好きなだけ言おう。
あなたの素直な心は大切な心だから。


この文章を書いたきっかけは
南綾子さんによる「死にたいって誰かに話したかった」を読んだことです。

生きづらさを抱えてる人、その周りの人に
ぜひ読んでもらいたい一冊でした🫶

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りんりん
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