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私の証明

わたしは私を証明したい。

ここにいる。ここにある。生きてる。
それを実感したいと願ってるし、
あわよくば、「生きる意味」というものを
見つけたいと思っている。

誰かといる時は、相手を通して、
私があるってことを感じられる。

触れる手、交わす言葉、動くあなた。
それらを感じ、感じられていると感じて、
わたしという存在を認識する。

わたしと過ごす相手が笑うことで
わたしは私が存在する意味を見出す。

だからこそ、一人でいるときには、
わたしは私を見失ってしまう。

わたしが本当にここに存在するか曖昧になり
この世界がニセモノのように感じる。
音も聞こえるし、目も見えている。
なのに、遠くの知らない国の映像の中に
生きてるような気分になる。

こうなると、わたしは私を必死に探す。
ここにいない自分を感じたい。

わたしはまず、本を読む。
本を読むことは好きだけど、
もしかしたら、読んだという実績で
わたしは私を証明しようとしてるのかも
しれない。

それでも、満たされないと、
わたしは本屋へ赴く。

本屋でお金を使うことで
ここに自分がいる意味を実感しようと
しているのではないだろうか。
だからか、わたしは本に莫大なお金を
つぎ込んでしまっている。

そして、本を書きたいと思ってる。
文才がないのはわかっているが、
本という形で自分が生きた証を残せたら
わたしは私を見つけられる気がしている。

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りんりん
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