ペットとお金
命を飼うということは、お金がかかるのが当たり前です。
お金だけじゃなく、労力だって必要です。
餌、医療費、美容費、衣料費。
人と同じではありませんが、人と同じように生きているわけです。
当然、そこに費用や労力が生じてきます。
『可愛い~』だけで、飼っていいものではないと思っています。
可愛いだけじゃなく、その子の幸せもしっかり考えてほしい。
サイベリアンという猫種のブリーディングをしているので
猫の健康は必須、免疫力の高さは必須。となれば
そこにかけているお金は高額です。
食べるものは、人間より高い(笑) サプリだって高い(笑)
環境づくりにも、気を使い、運動だって十分にできるように。
と、考えだしたらキリがありません。
友人のブリーダーは猫のために家を設計し、家を建てました。
人のことは二の次のこの家は、まさに猫にとって最高のアスレチック。
運動も食事も完ぺきに近い状態です。
健康な赤ちゃんを産んでもらうには、健康でなくてはいけないわけです。
そこで手を抜けば、命を落とす子が多くなるわけで
ブリーダーしか知りえない、繁殖の裏側という現実があるわけです。
私はこの世に生を受けた子は、皆元気に成長させたいと思っています。
だから手を抜かない、お金をかけることをします。
命とともに暮らすには、口がきけない子たちに何が必要なのかを
人が考えなくてはいけないのです。
パテラの子が多くなった背景には、無計画交配。
所謂繁殖屋のずさんな管理の結果です。
パテラは遺伝性疾患といわれています。
本気のブリーダーならな、繁殖ラインから外しています。
遺伝性疾患を抱えた犬猫を繁殖させるなんてありえません。
本気のブリーダー、少ないです。とてもね。
少なくても、ちゃんといるのです。
これから、長い時間を過ごすわけですから、選ぶときから慎重に。
そして、選ばれることしかできない子犬、子猫を選ぶわけですから
その責任の重さをしっかりと感じてください。
最後の瞬間まで、飼い主が責任を持つなど当たり前のことです。
自分が胸を張って、飼い主です!と名乗りをあげられますか?
私はブリーダーであることを、誇りに思っています。
それだけ真剣に向き合っているから、こそこそする必要はないのです。
そして、ご近所さんから後ろ指をさされることもありません。
むしろご近所さんに、愛されている我が子たち。
大切な家族たち。
だから、そこにかけるお金を気にしたら負けだと思っています(笑)