貪欲に、強欲に、

さわかみ投信とnoteのコラボ企画でかなえたい夢というのがあった
動物とかかわりながら数十年。
年齢は言わずもがなであるのだが、私にはまだまだ欲がある。

欲張りに生きるというと、引かれそうだけれど
欲がなければ、新しい世界の扉は開かない。

私が若いころは、殺処分0運動に参加しつつ保護活動をしていた。
その後、マイクロチップ全頭装着を声高に叫び続けた。
どちらも、すべてが叶ったわけではないけれど、
私は、ある時アプローチの方向が違うのかもしれないと感じた。

人が変わらなければ、動物の命は軽いまま。
ペットショップで生き物を購入する。
よく考えたうえでならいいけれど、ペットショップで衝動買い。
そんな話はよく耳にする。

生き物の命はずっしりと重たい。
それなのに、なぜ、ペット市場もペットショップもあり続けるのか?

それは需要と供給の関係が成り立っているから。
愛護団体が、お金を出して命を買うなというのは一理ある。
一理あるけれど、私はサイベリアンのブリーダーでもある。

お金で猫を売っている人間です。

飼い主の考えが、飼い主になる前の人の考え方が変わらなければ
動物の命は軽いままだし、法律も動物は物のまま変わらないと感じる。

だから、沢山の人と話をする。
話をしながら、生き物と暮らすという意味を考えてもらう。
そのために、講習会も、講演会も頑張ってきた。

今は、トリミングサロンという場所があり
そこには、いろんな飼い主さんが来てくれる。

でもね、飼っている人だけ考えが変わってもだめだのですよ。
飼う前の人も、考え方を変えなくてはいけないのです。

私の夢というか、野望はペット市場を無くすこと。
ペットショップを無くすこと。

好きな犬種、猫種を飼うのは自由だとおもう。
問題なのは、どこで買うのか。
ブリーダーからしか買えないとなれば
ブリーダーはたくさんの人の目に触れることになり
いい加減なことをしている人たちは淘汰される。

悪徳ブリーダー、ペット市場、ペットショップ。
命を扱うべきじゃない人や場所。

人の目にさらされなければ、どれほどの事をしているのか
気が付かれないまま、命はどこまでも軽く、法では物のまま。

愛猫、愛犬は家族同然。
だからこそ、悪徳構図を作り出すような場所から買うべきじゃない。
悪徳ブリーダー、ペット市場、ペットショップ。
この三つ巴の関係に、手を貸すべきじゃない。
そうすれば、淘汰されるものなのだから。

これが、私の夢というか、野望です。
私の命があるうちに、日本がそんな国になるために
微力ではあるけれど、講習会やワークショップを開催します。
一人でも考え方が変われば、いずれそれは広がりを見せる。

最後の瞬間まで、そんな日本になることを夢見つつ
毎日こつこつと、できるをやり続けるだけ。

#かなえたい夢