映画「いまダンスをするのは誰だ?」はこうして創られた!(第3回)
こんにちは😊
映画監督の古新舜といいます。
私は、独立系映画を長年続けて参りました。
初監督作品は、「ノー・ヴォイス」という映画を製作し、犬猫たちの殺処分という現実を如何にしたら解決していき、人間と犬猫とが共に幸せに暮らせる社会を如何にして実現していけるかを描きました。
2作目は、「あまのがわ」という映画を製作し、寝たきりの方が分身ロボットOriHimeを通じて、誰しもが活躍できる社会を如何にして実現していけるかを描きました。
最新作は、今回の投稿のタイトルにもあります「いまダンスをするのは誰だ?」(略して、いまダン)です。パーキンソン病という難病をテーマに、難病の理解とその方々の就労環境の向上、包摂性のある社会環境を生み出していくために製作を行いました。
お陰様で、全国で活動をさせていただいており、古新とお会いすると、
「私の話をもとに映画創って欲しい」「自分も映画製作をしたい!」「映画ってどうやって創られるの?」という声がわんさか届くため、今回のnoteを執筆しようと考えました。
最新作「いまダン」を題材として、製作過程をこと細かくお話しし、映画製作の裏側を知っていただくことで、映画の観方や捉え方を学んでいただきたいという目的があります。
全15章をnoteでは全8回に分けて、お届けしたいと思います。
第1回目はこちらに投稿いたしました。
第2回目はこちらに投稿いたしました。
今回は、第3回目の内容(第4章〜第6章)となります。
7:映画「いまダン」のプリプロダクション(企画・脚本制作・資金調達)
いよいよ、映画「いまダン」がどのように創られたかの具体的な出来事を振り返っていきたいと思います。
1)企画者たちと監督との上映会イベント
映画「いまダン」は、パーキンソン病という国の指定難病を題材としています。全国で30万人の方が罹患していると言われているパーキンソン病。手足の震えや筋肉の固りで身体を動かしづらくなり、日常生活に支障が出る病氣です。脳内のドパミンという神経伝達物質が少なくなることが原因で、完治することはないと言われています。しかしながら、適切な薬の服用と、運動療法によって、症状の進行を遅くさせることができると言われています。
この映画の企画者の松野幹孝さんは、2010年の54歳でパーキンソン病を発症しました。証券会社でバリバリのエリートサラリーマンだった松野さんは、突然パーキンソン病の症状が発症したため、ダブルブッキングをしてしまったり、タイピングが打ちづらくなったりしたそうです。パーキンソン病だと知られたら、リストラされてしまうのではという不安があり、自己開示ができなかったそうです。そのため、一方的に仕事量を減らされてしまい、忘年会も一人だけ呼ばれなかったとのこと。職場でのそのような孤独に苦しんだ経験から、パーキンソン病の人たちが働きやすい職場を作りたい、難病の人たちの理解を広げたいという想いから、この映画の企画が始まりました。
松野さんは、パーキンソン病当事者がリハビリをしたり、情報交換をしたりするコミュニティ「PD CAFE」に通っていました。その場所で、職場や家庭とは違う仲間たちと出会い、自分と同じ悩みを抱えている人がたくさんいることを知りました。そのことで、氣持ちが楽になり、BBQを企画したり、テレビ出演を遂げたりして、新しいことをチャレンジするようになりました。そのなかで、「映画製作」という夢が萌芽したのでした。
松野さんは、友人である私が映画監督であることを従前知っており、私の講演会やワークショップに足繁く通われていました。そのなかで、私の前作「あまのがわ」の上映会をPD CAFEで開催したいという申し出があったのが、2019年11月でした。
PD CAFEの主催者で理学療法士の小川順也さんは、松野さんの映画製作の賛同者でした。彼のリハビリテーションの一環になればということで、彼と共に映画製作を牽引することになりました。松野さんは、PD CAFEで映画製作の仲間を4名集め、松野さんチーム5名と監督の古新の6名で「いまダン」の企画が開始されました。
2)原案・原作・脚本を制作する
私の元には山ほどの映画の企画のご相談が届きます。
日本の伝統文化を後世に伝えたい
自分の人生は映画のようだから映画にしたい
この原作本は映画にしたら面白いから映画化したらどうだろうか
などなど、数多な背景があります。ですが、前述の通り、映画製作にはたくさんの試練や課題と遭遇し、途中でプロジェクトを放棄することはできません。企画から公開まで 「ノー・ヴォイス」は約4年、「あまのがわ」で約5年、「いまダン」も約4年かかっているわけですから、自分のような映画の創り方だと自分の人生の長い時間を映画製作に向き合うことになります。それだけ重たい責任を担うわけですから、小生は企画の安請け合いはけっしてできません。ですが、企画を相談する方は、多くは軽々しく相談を持ちかけてきます。「古新さんなら映画創れるでしょ?」と、私の氣持ちなど度外視で、私の作品すら観たことがないのに、企画を相談する方もおられます(笑)。こういう方は、どういう価値観を持っているのだろうと、頭を捻ることも少なくありません。
ですので、私自身も話し相手の人間性を見定めた上で、真剣に企画と向き合うことになるので、松野さんに対しても同様のお話をいたしました。映画製作は生半可ではないですよ、と。ですが、松野さんは、ご自身の企画に対しての熱い想いと共に、古新の作品性や映画監督としてのフィロソフィーに十全に理解をしようと具体的なアクションで示してくれました。この方となら、悔いの無い映画が創れるのではないか、次第にそう考え始めました。
そこで、彼には映画の元となるプロット(原案)を作成してもらうように依頼をいたしました。脚本を作る上で必要なネタやアイデアを思いつくまま書いてもらったのです。また、製作する映画は、長編映画ではなく、30分程度の短編映画でという条件を付けさせていただきました。
その上で、届いた原案はこちらです。←よかったら覗いて観てください。
彼の人生を内観した魅力あるストーリーでしたが、映画としてのストーリー性には弱いと感じました。
そこで、今度は古新が松野さんの原案を元に、脚本の前に制作する映画の原作を創って、松野さんチームに提出させていただきました。私は直感でパーキンソン病にダンスを絡めたいと考えていました。病氣の暗い側面だけを捉えるのではなく、未来志向の映画にしたいと考え、運動療法がパーキンソン病に効くのであれば、ダンス療法があってもいいのではないか?と考えたからです。そしてリサーチすると、日本ではまだ普及していないダンス療法が海外では普及をしているという記事を多数見つけ、これだ!と思ったのでした。
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短編映画「オドロッ!(仮)」 シノプシス
【登場人物】
・神部将輝(44):大手商社に勤務、営業部の課長。有名大学を出て、エリート意識が高く、部下に対しての指導は厳しい。接待が得意でクライアントにはとても評価が高い。ゴルフが趣味。
・神部瑞希(40):将輝の妻。性格は大人しいが、他人の評価を気にしすぎる。仕事に忙しい夫とのすれ違いが続いていて、思春期を迎えた娘にも手を焼いている。
・神部玲愛(14):私学に通う中学二年生。勉強が好きではなく、ダンス部に所属して、ダンスの練習に明け暮れている。Youtubeでは、もっぱらアイドルのチャンネルを見ている。
【ログライン】
将輝は仕事の成績優秀だが、家庭では愛想が悪く、特に娘との仲が険悪だった。ある日、若年性パーキンソン病だと診断されるも、それを受け入れられず、自暴自棄になり、仕事も家庭でも居場所を見失っていく。PDカフェと出会い、リハビリにダンスを取り入れていくことで病気を受け入れていき、不仲だった娘ともダンスを通じて、お互いの関係が改善されていく。---
【シノプシス】
将輝は都内に妻と娘の三人で住んでいる。一流大学を出た後、商社に入社。仕事人間で、40代も半ばに差し掛かり、営業部の課長を勤めている。クライアントと上司からは評価は高いが、部下にはひときわ厳しく、精神的に傷ついている社員も少なくなかった。
帰宅は夜遅く、休日も外出して接待をし、妻の話を聞く時間を持たなかった。妻は、思春期で言うことを聞かない娘のことで悩んでいるものの、将輝からは子どもの躾は妻の仕事だろと揶揄される。
接待でゴルフをしている将輝は、いつもならうまく飛ばせるショットでも、手が小刻みに震えてミスショットを連発する。クライアントからは、わざと負けたんでしょと笑われるも、将輝は苦笑いを見せる。
脳に異常があるかと思ったが、健康診断のMRIの結果は異常なし。だが、仕事中も、手が震え、ケアレスミスをしてしまう。
帰宅して落ち込んでいる将輝を瑞希は気に掛けるも、将輝は本心を伝えない。自分に挨拶をしない玲愛に対して怒りをぶつける将輝、部屋に逃げ込む玲愛。追いかけようとするが、足がよろめいて転倒してしまう。将輝に異常に瑞希は明日、病院に行くことを将輝に勧める。
瑞希と共に出向いた病院での診断結果は、若年性パーキンソン病。将輝は現実を受け入れられず、診療室を出ていくも、またもや転倒してしまう。瑞希は将輝をなだめ、医師の言うことを聞くように促す。
将輝は自分の病気を受け入れられず、処方された薬も飲まなかったが、仕事でミスが続き、通勤電車でも立っているのが辛くなる。その様子を見て席を譲ってくれる見知らぬ人。止む無く薬を飲む将輝。瑞希は玲愛に将輝の病気のことを伝えるも、玲愛は自分にそっけなく接してきた将輝のことに無関心だった。
ある日、将輝は少しずつ同僚や部下にも柔らかく接するようになってきて、将輝に向けて話しかけてくれる社員が増えた。結果として、将輝が一人でやっていた営業がチーム全体でこなすようになり、営業成績が上がっていくことに驚く将輝。(途中から割愛)
原作は、この後も改訂を重ねて、松野さんたちPD CAFEの方々に吟味していただきました。1回目に提出した原作は、多くの方々に不評でした。「パーキンソン病の実態が捉えられていない」「主人公の設定に共感ができない」「大企業の設定に違和感がある」「パーキンソン病の生活状況を盛り込んで欲しい」など。そのため、私はパーキンソン病当事者の方の取材を行おうと考え、パーキンソン病当事者の方8名、理学療法士・小川順也さん1名、神経内科医・師尾郁先生1名の計10名の方をそれぞれ1時間Zoomで取材をさせていただきました。老若男女さまざまなパーキンソン病の違いや異なる状況を把握し、それぞれの方々が抱えている苦悩や葛藤を理解することができました。それを踏まえて書き直した原作の書き直したのがこちらです。
短編映画「いまダンスをするのは誰だ?」 シノプシス Ver.4 2020/06/28
【登場人物】
・馬場 功一[ばば・こういち](44):主人公。不動産会社の総務課課長代理。ある日パーキンソン病だと判る。
・馬場 恵[ばば・めぐみ](40):功一の妻。明るく献身的に功一を支える。
・馬場 鈴涼[ばば・りず](14):公立中学に通う中学二年生。反抗期で父・功一と不仲。
・根元 健志[ねもと・たけし](44):功一と同期入社の営業部部長補佐。
・水上 寛[みなかみ・ひろし](52):功一の上司、総務部部長。
・新海 若菜[しんかい・わかな](37):PD SMILEに通う女性、妊娠二ヶ月。
【ログライン】
功一は仕事一筋人間で生きてきたが、家庭を顧みず、妻・恵とはすれ違いが続き、娘・鈴涼とも仲が悪かった。ある日、若年性パーキンソン病だと診断されるも、それを受け入れられず、一人孤独を抱えてしまう。職場でも仲間が離れていく中で、恵からPD CAFÉを教えてもらい通い始める。そこで友人が出来、自己開示をするようになり、人とのふれあいの大切さと食生活の意識変化を行なっていき、不仲だった娘ともダンスを通じて、お互いの関係が改善されていく。
【シノプシス】
功一は都内に妻・恵と娘・涼鈴の三人で住んでいる。中堅大学を出た後に、都内の不動産会社に入社。仕事一筋で、四十代半ばにも差し掛かり、総務部総務課の課長代理を務めている。周りの同期は、営業部や事業開発部で成績を上げている中で、功一の会社での評価は芳しくなく、もどかしさを感じている。社内での付き合いは良くなく付き合い下手。真面目が取り柄だが、自分中心な物の言い方で周囲の人間は抵抗を感じていた。残業も遅くまでこなしていて、昼はファストフード、夜は近くのラーメン屋かカレー屋という不規則な生活をしている。最近、仕事中、物をよく落とすようになったが、疲れているだけだと自分に言い聞かせ、栄養ドリンクでごまかそうとしている。
帰宅は毎日夜遅く、休日も一人ドライブで神社仏閣巡りをし、恵の話を聞く時間を持たなかった。恵は功一にあまり無理しないでと伝えるも、功一はすぐに一人で部屋にこもってしまう。その帰りに、功一と同い年くらいの男性が小さい子供と一緒に竹とんぼをしている姿を見かける。男性は不自然な体の動かし方をしており、どうやら下半身が動かないようであった。親子の会話から、父親である男性が、脳梗塞で片麻痺をしていたことがわかった。そんな状態の中で、片方の体だけを使って、膝と右手だけで上手に竹とんぼを飛ばし、子どもはそれに喜んでいる。功一は、体が不自由なんてかわいそうにと、自分には関係ないことのようにして通り過ぎるのだった。
(途中から割愛)
この原作に、みなさん共感を覚えていただき、この原作に涙されるメンバーもおられたとのこと。こうして松野さんたちの納得感を得られ、企画は進められていくこととなりました。
3)賛同者・スポンサー集め
その後、私はこの原作と共に、企画書を作成して、松野さんと共にスポンサー集めに動きました。松野さんを古くから知る社長さんなどが大口のスポンサーになってくださり、応援者として順天堂の服部信孝先生が名を連ねてくださるることとなりました。服部先生から力強い応援は医療関係者の目を引く存在となりました。このことで、服部先生とご縁の深い企業様が、本映画のスポンサーとして続々と参画していただくことになりました。
このようにして、映画の企画時は、映画の趣旨に賛同し、そして業界でも影響力のある方に応援をいただくという流れは、映画製作を推進していく上での大きな引鉄になりうるのです。
このようにして、この映画のパーパス(目的)が明確化され、応援者が可視化され、それらをチラシやHPに掲載して支援者を募っていきました。
4)資金調達と映画の規模の拡大
企画から1年経った2021年1月頃には、約600万円の資金が口座に集まっていました。この時には、映画の長さは短編映画から中編映画(60分程度)へと規模が大きくなっていきました。
小生の感覚では、短編映画は600万円程度、中編映画は1500万円程度、長編映画なら3000万円程度で製作ができると踏んでいました。(製作体制によっても相場観は変わります。短編映画でも1000万円かける作品もあれば、「カメ止め」のように長編映画を300万円で製作する作品もあります)。
自身の経験上、製作者は作品を創ることに予算をかけがちで、ポスプロにおける編集や音楽、MA(整音)はもとより、宣伝や配給に掛ける予算を軽視しがちです。そのため、良い作品でも世に広まらないということが多々あるわけで、予算は事前に想定しているものよりも多くかかることが頻繁にあります。
中編映画として製作するには、あと900万円を集めたいと考え、独立系映画には必須とも言えるクラウドファンディングを実施しました。
お陰様で、目標額の300万円をはるかに上回る6,848,335円を集めることに成功いたしました。手数料が引かれると6,095,018円が製作チームに振り込まれることとなりました。
この際、映画の世界観を伝えるティザー映像も作成し、クラウドファンディングはもとより、企業スポンサーさんに向けてもプレゼン材料の一つとして利活用いたしました。ティザー映像は、上記クラウドファンディングのリンクから観ることができます。
2021年3月の時点で、1200万円近くが集められ、映画の期待も高まると、劇場で一般的にかけられる長さの長編映画にしたいという要望が寄せられてきました。小生もこの時点で、たくさんの取材や賛同者の方のコメントをもらい、長編映画として世に出す意味のある作品だと考え、自身もスポンサー集めに尽力しながら、長編映画として製作しようと決意することになるのでした。
自身もプロデューサーとなった上で、資金調達を主体的に行うために、支援者募集のチラシやホームページを作成しました。チラシの表面は、映画のロゴや関係者、撮影予定日をデザインし、裏面には、個人支援を募る情報を掲載させました。
【資金調達で製作した宣伝物】
ティザーフライヤー
ティザーホームページ
企画書(企画意図・作品のストーリー・制作者プロフィール・スポンサープラン)
5)主題歌に樋口了一さんが決定!
2021年の春には、映画の主題歌として樋口了一さんをオファーさせていただきました。「水曜どうでしょう」のエンディング曲「1/6の夢旅人2002」と日本レコード大賞「手紙」で有名な樋口さんは、実はパーキンソン病当事者です。自身の病氣と向き合いながら、歌手活動をしている樋口さんは、服部先生を初めとするさまざまな医師と対談をして、パーキンソン病の理解の促進に努められてきて、企画者の松野さんも常々、ぜひ樋口さんに主題歌を担当してもらいたいと古新に仰っておりました。くわえて、数奇なご縁ですが、当時当社に在籍していたスタッフさんが樋口さんと同郷の熊本出身で、彼の父親が樋口さんの母校の済々黌高校で、樋口さんの先輩であることがわかりました。これは樋口さんに打診するしかないと思って、マネージャーさんと連絡を取り、主題歌を担当していただくことを快諾してもらいました。
古新が大切にしていることは、関わる人と徹底的に語り合い、人生観や生き様、アーティストとしてのフィロソフィーを共有し合うことです。関係の質を大切に、対話をし相互の理解を深め、信頼関係や絆を深めていくことを、心がけています。お酒の呑みニケーションも欠かせません(笑)。お酒があればベストですが、相手が呑めなくても大抵は、必ずお夕飯を一緒に食べながら語り合うことで、心を一つにしたいという想いがあります。逆にいうと、こういうお夕飯での語らいを避けたり、できない方というのは、古新とは相性があまり良くないことが多いです。あくまで古新の所感です。ものづくりは表面的な付き合いや結果重視ではなく、他者との相互作用の中で育まれるプロセスが大切だということを思っているからです。
これは、前作の「あまのがわ」を製作した際も大切にしたマインドでした。鹿児島の方々の理解を深めるために、いろんな鹿児島の会合に出向いては、焼酎を片手に呑み明かし、鹿児島の文化や相手のことを知りながら、自分のことも知ってもらう。そのような関係性の中に、作品の企画の質が深められていき、そして支援者も少しずつ集められていくのだと考えています。
製作が進行する上で、企画者の松野さんもますますアクティブになっていきました。オリンピックのトーチキスをして活動をしたり、毎日新聞さんに取材を受けたり。映画製作を行なっていることが、彼の活動をエンパワーしていたようです。彼の活動は多方面で取り上げられ、映画製作において松野さんは、素晴らしいリーダーシップを見せて、欠かせない存在となっていました。
(お読み下さり有難うございます。第4回に続きます。次回をお愉しみに!)
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