メッセナゴヤ2024感想&技術トレンドの盛衰とビジネス活用の見極め
昨日、メッセナゴヤの展示会に行ってきました。
第一印象としては、「あれ、なんだか規模が小さくなったかな?」というものでした。コンパクトで回りやすかったものの、以前より縮小している印象を受けました。
調べてみると、出展企業数は
2023年 823社
2024年 776社
に減少しており、
さらに2021年には1200社出展していたのと比べるとかなりの違いがあります。
一度は出展したものの、期待したほど効果が出ず今回は出展を見合わせた企業もあるかもしれません。
少し話変わりますが、技術やトレンドについても流行り廃りがつきものです。
例えば、ブロックチェーンは2018年頃に盛り上がりましたが、その後は落ち着き、NFTも2022年にピークを迎えてからは下火に。また、VRは2016年に一度ブームを迎えましたが、その後は活用分野が明確化し、ビジネスとして安定している印象です。今回のメッセナゴヤでも、VR関連のビジネスが着実に根付きつつあることが見て取れました。
一方で、AIは現在もGoogleトレンドでブームの真っ只中にありますが、今回のメッセナゴヤではAI関連の展示はあまり多くなく、AI技術への注目もそこまで高くないという声も聞こえました。
これは地域特性はあるかもしれないです。一般的に、名古屋は東京より遅れてきます。
最後にこういった展示会での情報収集をする際に、どういう観点で見て回ったら有益かの自分なりの考えをまとめをさせて頂きます。
技術が盛り上がっているかどうかを感じ取る「流行感度」と、ビジネスに本当に役立つかどうかを見極める「実用感度」の両方が必要だと感じます。
私はエンジニアなので、どうしても新しい技術が出てくるとワクワクしてしまって、これは凄いものだ!是非使いたい!みたいな気持ちになるのですが、「まてまて、それは本当に役に立つのか?」と落ち着いて考えないといけないと思います。
さらに、「ビジネスに役立つ」という場合にも二つの視点があると思います。
便利なツールとして(ユーザーとして)利用する
自社ビジネスに取り入れて強みに変え、利益を拡大する
これらの視点で自分にアンテナを立てて、見て回ると有益な情報収集になるのではないかと思いました。