クロースの語る「現役引退への思い、EURO2024に向けた決意」
――以下、翻訳(インタビュー記事全文)
クラブでのキャリアはCL優勝で幕を閉じたが、トニ・クロースは現在、欧州選手権においても、ひいてはキャリア全体を成功裏に終わらせたいと考えている。ドイツ『キッカー』のインタビューで彼は、EURO閉幕後のことについても語ってくれた。
トニ・クロースは、火曜日から合宿地ヘルツォーゲンアウラッハに滞在している。彼のキャリアは最終章を迎え、意識を高め、目の前の仕事にしっかりと集中している。『キッカー』は、彼のパートナー企業であるレクソーナ社(制汗剤メーカー)が設定したミーティングの隙間時間で、今季のチャンピオンズリーグ優勝選手に話を伺った。
トニ、マドリードでのお祝いは終わったよ。気分はどうだい?
とてもいい気分さ。大事なのは、大きな目標を達成しても、2日以上経つと心から楽しめないというのに気づくことだ。そういうものなんだ。
バスケットボール・ドイツ代表を世界チャンピオンに導いたゴードン・ハーバート・ヘッドコーチが、水曜日にワグナー兄弟と一緒に合宿に参加していましたね。きっと、あなたの気もほぐれたことでしょう。
間違いないね。僕がバスケットボールの大ファンであることはよく知られている。それに、他のスポーツの選手と話したり、違うスポーツを比較したりすることで、多くのことを考えることができる。いつもそこからいくつかのヒントを得られるし、とても新鮮だよ。
サッカーに話を戻そう。3月のフランス戦とオランダ戦での連勝で、代表チームを取り巻くムードはポジティブになったと思います。若い選手たちは、ようやくコンスタントに実力を発揮できるようになったのでしょうか?
若い選手たちにとっては、それほど問題ではない。マヌエル・ノイアーからイルカイ・ギュンドアン、パスカル・グロス、それに僕や、トーマス・ミュラー、ニクラス・フュルクルクまで、30歳以上の選手がたくさん揃っている。 私の考えでは、選手のタイプが理想形とは違う形で組み合わされていたことが問題だった。
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