トーマス・ミュラーの語る「今後のキャリアや、新加入のウパメカノ、ゲルトへの思い」
—— 以下、翻訳（インタビュー記事全文）
バイエルンのスター選手、トーマス・ミュラーにドイツ『AZ』紙が独占インタビュー！自身の将来や、「爆撃機」ゲルト・ミュラー氏との関係について語ってくれた。そして、新加入のダヨ・ウパメカノについては「僕らにとって非常に重要な役割を果たすはずだ」という。
昨シーズンと比べると、今シーズンのトーマス・ミュラーは、FCバイエルンで大活躍しているとは言いがたい。4試合に出場し、1ゴール（スーパーカップのドルトムント戦）と1アシスト（ブンデスリーガのケルン戦）を記録。
とはいえ、今後まだまだ多くのことが起こるだろう。もしかすると土曜日のヘルタBSC戦で、すでに何か起こる可能性も？バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督は、チームのプレッシングの中心であるミュラーを常にスタメンで起用する。そして、ドイツ代表のハンジ・フリック監督は、大方の予想通り、9月の初めに行われる代表３連戦に向けてミュラーを召集した。彼も、バイエルンの選手たちの中で最もバイエルンらしい彼がいない現在や未来を想像することができないのだ。
トーマス・ミュラーはまだ将来のことは決めていない
しかし、ミュラー自身は実際にどう感じているのだろうか。2023年までの契約を延長してFCバイエルンでキャリアを終えたいのか、それとも他の国に惹かれているのか。ミュラーは、「それは今、僕が取り扱っていない質問さ」と『AZ』紙に語っている。「つまり、完全にオープンなんだ！」少なくとも、ミュラーがキャリア終盤に新たな冒険に出ようとしているかどうかは、まだハッキリとは決まっていないようだ。9月13日に、このアタッカーは32歳の誕生日を迎える。
とはいえ、ミュラーはFCバイエルンのチームの成長に非常に満足している。ダヨ・ウパメカノ（22歳）などの強力な新選手の加入もあり、チームのクオリティが高いレベルで維持されているという。「これまでの試合を見てもわかる通り、彼は一対一に強く、非常に激しいが、それでも冷静かつ成熟している。僕らにとっては、非常にモチベーション溢れる新戦力だ」とミュラーは、新たにディフェンスリーダーを務めるウパメカノについて語っている。「彼は間違いなく、今シーズンや今後数年間にわたり、僕らチームにとって非常に重要な役割を果たしてくれるはずだ」。 ミュンヘンに来て数週間が経つ、元ライプツィヒの彼に多くの称賛を送った。
トーマス・ミュラー、故ゲルト・ミュラー氏を語る
ミュラーは、自身にとって偉大なアイドルの一人であるゲルト・ミュラーの話になると、またも絶賛する。「ゲルト・ミュラーとは、個人的にもさまざまな経験を共にすることができた。ミュラーは、8月15日に長い闘病生活の末にこの世を去った「爆撃機」について、「僕がアマチュアでプレーしていた当時、彼はアシスタントコーチを務めていたため、選手として手本にできただけでなく、彼の人となりも知ることができたんだ。」
「彼が残した偉業は、国境を越えてよく知られていると思う」とミュラーは付け加え、次のような逸話を教えてくれた。「僕が特に記憶に残っているのは、セカンドチームでインドに行った時のことだ。すべてが『ボンバー』を中心に動いていたんだ。彼の評判がドイツの国境を越えて広く知られているのは、素晴らしいことだったよ。」
ゲルト・ミュラー氏の逝去を悼み、「FCバイエルンだけでなく、ブンデスリーガの全チームの対応を見ても、ゲルト・ミュラーの偉業やその人柄への評価は、まさにセンセーショナルだと言えるね。」
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