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バイエルンのアカデミー責任者ザウアー氏「育成の取組が今、ますます実を結んでいる」

――以下翻訳(FCバイエルン公式サイトより)

FCバイエルン・キャンパス(ユースアカデミー)を卒業した若手選手たちが、ますます目覚ましい活躍を見せている。最新の統計によると、1999年~2003年生まれの卒業生のうち、約40%に相当する選手たちが現在プロサッカー選手として活躍しており、その割合は上昇傾向だ。ヨシップ・スタニシッチや、アレクサンダー・パヴロヴィッチ、ジャマル・ムシアラといったFCバイエルン・キャンパス卒業生の3人が、FCバイエルンのトップチームの重要な一員となることが決まっている。ユース育成と当キャンパスの責任者を務めるヨッヘン・ザウアー氏が、我々のインタビューでこうした非常に喜ばしい進捗について語ってくれた。

ヨッヘン・ザウアー氏へのインタビュー

ザウアーさん。ヨシップ・スタニシッチやアレクサンダー・パヴロヴィッチといったキャンパス卒業生の2選手と、2029年まで契約を延長しましたね。ジャマル・ムシアラもまた、クラブのユースチームを駆け上がりトップチームへと加わった選手です。あなたはきっと今、こうした選手たちのことをかなり誇らしく感じていることでしょう...。

ヨッヘン・ザウアー氏:「2017年の開所式でウリ・ヘーネス会長(当時)は、このキャンパスが高騰するクレイジーな移籍市場に対するFCバイエルンの答えになってほしいという願いを表明した。それから7年が経った今、確かに私たちは優れたユース育成プログラムの成果をますます享受していると言える。トップチームの変革に重要な役割を果たすのは、この3人だけではない。例えば、フロジノーネへの期限付き移籍を終えて戻ってきたアリヨン・イブラヒモヴィッチは、プレシーズン期間中にヴァンサン・コンパニ新指揮官のもとで、その才能を発揮するチャンスを得るだろう。こうした選手たちのうちの1~2人が、我々のアカデミーを経てアリアンツ・アレーナで活躍する選手たちの仲間入りする日が来ると、私たちは確信しているよ。」

「こうした選手たちのうちの1~2人が、我々のアカデミーを経てアリアンツ・アレーナで活躍する選手たちの仲間入りする日が来ると、私たちは確信しているよ。」

ヨッヘン・ザウアー氏、FCバイエルン・キャンパスの若手選手の成長について

キャンパスから直接トップチームに上がる道が、必ずしもすぐに成功につながるとは限りません。若手選手のキャリアアップという観点から、他クラブへの期限付き移籍というのは、どれほど重要になったと考えていますか?

「将来をともに歩むための手段だと、私たちが選手たちを納得させたいと考えたとき、期限付き移籍は重要な要素となる。移籍を経てFCバイエルンのレギュラーになることが、選手にとってどれほど有益かは、これまで過去に何度も証明されてきたからね。フィリップ・ラーム、トニ・クロース、ダヴィド・アラバがそうであったように、最近ではヨシップ・スタニシッチもその一例だろう。どの選手にとっても、何より重要なのは、できるだけハイレベルな実戦経験をコンスタントに積むことだ。この半年間、オーストリア・ウィーンでほぼフルタイムで試合に出場し続けたフランス・クレツィヒは、シュツットガルトで次のステップに進んでいる。ロヴロ・ズヴォナレクも同じ道を辿っていると言うべきだろう。彼は昨シーズン、トップチームデビューを果たし、現在はシュトゥルム・グラーツでチャンピオンズリーグの舞台でプレーするチャンスを手にしている。また、アルミンド・ジープに関しても同様だ。フュルトから買い戻し、契約を延長してマインツに2年間の期限付き移籍をしている。私たちは、選手たちがプロ選手になる過程の中で最高のサポートを提供できるよう、クリエイティブな方法を見つけ続けなければならないのだ。」

トップチームデビューした選手の一人: ロヴロ・ズヴォナレクは、プロ初先発でプロ初ゴールを決めてみせた。

とはいえ、キャンパスの卒業生全員が、最終的にFCバイエルンのトップチームに上がれるわけではありませんね。では、卒業生のうちプロサッカー選手になれる割合というのは、どのくらいなのでしょうか?

「非常に高いね!1999年~2003年生まれのキャンパス卒業生のうち、4割近くがプロサッカー選手になっているんだ。平均すると、各年齢から4人が我々のトップチームで公式戦デビューを果たしていることになる。キャンパス開所以来、累計29人の選手たちがデビューしているんだ!2004年生まれ以降の若い年代、つまりサッカー界に足を踏み入れて間もない選手たちでさえ、その多くがすでにプロリーグでレギュラーとしてプレーしている。私は、キャンパスで働くすべての従業員を褒め称えなければならない。プロサッカー選手になる夢を叶えた選手たちは、皆ここで素晴らしい若手養成プログラムを受けることができた証なのだからね。そして、将来はさらなる成功が待っていると確信しているよ。というのも、スポーツ部門取締役のマックス・エバール氏やスポーツディレクターのクリストフ・フロイント氏と、あらゆるテーマに関して非常に密に、そして相互信頼のもと取り組んでいるのだからね。」

▼元記事
Jochen Sauer im Interview | FC Bayern

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