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世界最強の若手SBのデイヴィス、高まる人気と存在感

ドイツ・SPORT1のインタビューで、ばいやんの国際戦略の責任者であるイェルク・ヴァッカー取締役が、マーケティングの観点から、世界最強の若手サイドバック、アルフォンソ・デイヴィスの成長や将来への期待、さらには、クラブの国外選手の獲得方針についても語った。
【記事リリース日: 2020/8/18】


—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)

SPORT1: やあ、ヴァッカーさん。ユニフォームの売上というのは、選手の人気を測る指標の一つでもありますね。アルフォンソ・デイヴィスは、他のばいやんの選手と比べてどうですか?

ヴァッカー氏: 具体的な数字は教えられないが、一つ言えることは、アルフォンソ・デイヴィスのばいやん加入初年度では、彼のユニフォームの売上枚数は、チームの中で18番目だった。それが、彼の素晴らしい活躍により今では3番目の売上となっている。彼は紛れもなく、多くの人々に人気の選手へと成長したね。まさにファンに愛される選手だ。

SPORT1: デイヴィスの市場価値は、概算でだいたいどのくらいですか?

ヴァッカー氏: 彼の市場価値をきちんと見積もるのは難しいね。純粋に移籍市場での価値というだけでなく、アルフォンソは我々にとって、クラブのブランドを広める意味でも、極めて大きな価値を持つと考えている。北米、それも彼の母国カナダでは、当然、絶大な人気を誇っている。それに加え、彼の若さや、好感の持てるオープンな性格、そしてソーシャルメディアでの露出もあり、特に若者世代からの人気が高い。私が思うに、彼には金額を付けられないね。

SPORT1: マーケティングの観点から、どのような点で彼の成長が見て取れますか?

ヴァッカー氏: この2ヶ月で、彼のインスタグラムのフォロワー数は100万人以上増え、170万人を超えた。そのうちの40万人は、バルセロナ戦の試合終了後、僅か48時間以内で増加した人数だ。彼の投稿に対する、平均エンゲージメント率(いいねやシェアなどユーザーが反応を示した割合)は、驚異の16%にも上る。これは通常、平均2~4%と言われる指標だ!また、とりわけ米国やカナダから、彼に関する問い合わせも明らかに増えた。我々は彼を、明確な意図を持って、メディアやパートナー企業に起用する機会も出てくるだろう。彼の高い人気は、広告宣伝においても非常に重宝するものだ。

SPORT1: デイヴィスを起用した広告宣伝により、ばいやんは更なるスポンサー収入を手にするということですか?彼は今や誰もが知る存在となりました。

ヴァッカー氏: アルフォンソがばいやんへとやって来たのが2019年の冬。そして今は、2020年の夏だ。彼の成長には目を見張るものがある。この僅かな期間で、彼はワールドクラスの選手へと成長を遂げた。2019/20シーズンには、ブンデスリーガの最優秀若手選手にも選出されたね。現在の世界最高サイドバックの一人である、レアル・マドリードのマルセロは、バルセロナ戦後にこう投稿した。「君のサッカーを観てると、僕までワクワクしてくるよ」と。これは、彼がワールドクラスの一人として認められた証とも言えるね。もちろん米国における広告宣伝で、彼は非常に貢献度が高い。だが、米国のみにとどまらず、他の地域、特にドイツにおいても極めて重要な存在だ。

SPORT1: transfermarkt.de によると、デイヴィスの市場価値は6000万ユーロにも上ると言われています。選手の市場価値というのは、その広告宣伝における影響力にも左右されるものですか?

ヴァッカー氏: transfermarkt.de がどのようにその数値を算出したかは分からないが、純粋な移籍金額によるものだという印象を、私は受けたね。だがこうした数値も、ただの仮定であり、評価額でしかない。私が思うに、そこには広告宣伝としての影響力は加味されていないね。

SPORT1: かつて、宇佐美貴史を日本から獲得しました。そして、サープリート・シンはオーストラリア出身です。ハメス・ロドリゲスやフィリペ・コウチーニョと言えば、世界的にも有名な選手ですね。ばいやんは、新たな市場開拓のために選手を獲得することもあるものですか?

ヴァッカー氏: ばいやんが選手を獲得するのは、チームの強化に繋がると判断した時だけだ。もし選手たちの出身地、ハメスならコロンビア、コウチーニョならブラジル、デイヴィスなら北米と、それぞれ宣伝効果に繋がるのであれば、副次的な影響としては素晴らしいね。

▼元記事
https://m.sport1.de/article/5639964

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