見出し画像

【ドイツ語のロックポップ紹介】Silbermond (ジルバーモント)

ドイツに興味ある方に、音楽の選択肢が広がれば嬉しいなと思い、自分の好きなドイツ語のバンドや歌手など、軽く紹介していこうと思います。

もし好評なら、今後さらに他のドイツ語アーティストも紹介しようと思いますので、気に入っていただけたらスキやシェアなどしていただけると幸いです。

『ジルバーモント』とは

今回取り上げるのは、ザクセン出身の4人組バンド Silbermond(ジルバーモント、『銀の月』の意)です。10年くらい前ですが、ドイツの全国ツアーでミュンヘン来た時に、好きすぎて、ライブにも行きました!!

まずは、バンドの略歴です。(wikipediaより翻訳)

1998年に結成された、ザクセン州バウツェン出身のドイツのポップ・ロックバンド。代表作は、「Symphonie」(2004年)、「Das Beste」(2006年)、「Irgendwas bleibt」(2009年)など。2017年には、通算600万枚のCD販売を記録。

確かにポップロックのバンドではあるものの、バラードに定評があるほか(個人的にもバラードの方が好きです。笑)、デビュー当時はロック調の楽曲が多かったけど、近年ではより落ち着いた曲調の楽曲を多く制作している印象。

それでは、さっそく作品の紹介に行きたいと思います。独断と偏見で選んだ、自分の好きな曲たちです。

Symphonie(ジンフォニー)-楽屋ver.

自分の中では、「神曲」と呼べる、ヘビロテしまくった曲です。美しいメロディーに、ボーカルのシュテファニーの歌声が見事にマッチし、最近再びハマってますが、特に学生時代の時は、もう何度聴いたか分からないくらいいつも聴いてました。笑

歌詞の内容は、今まで特別だった二人の時間も、なぜかぎこちなくなり、ある日、雨の中、これまでの二人の思い出を綴った「シンフォニー(交響曲)」を思い返す。そこで、二人は別々の道を歩むことを決心するが、これまでの楽しかった思い出は忘れることなく永遠に、というもの。

改めて歌詞を文字に起こすと悲しくなりますが、個人的には、特に深く考えず、美しいメロディーと歌声の組み合わせという、純粋な音楽としてこの曲をいつも聴いてます。。

そして、PVでは、本番さながらの歌声を披露するシュテファニーの横で、他のメンバーがリラックスしまくり終始ふざけてるのが、時折ジワリます。笑

Symphonie(ジンフォニー)-本番ver.

曲自体は、楽屋バージョンと同じですが、先ほどはやや落ち着いた曲調だったのに比べ、こちらの方がロック色が強く、また違った印象になります。自分的にも、聴くときの気分によってどちらが良いか変わるので、甲乙つけ難く、結局、両方を紹介することにしました。笑

他にも、実際に管弦楽団とシンフォニーを奏でた、ロックとクラシックの融合「オーケストラver.」や、サラ・ブライトマンがカバーした「英語版のシンフォニー」など、いろいろあるので、気になった方は、聴き比べして楽しんでもらえたらと思います。

Durch die Nacht(ドゥルヒ・ディ・ナハト)

『一晩中』の意。曲名通り、PVの最後は真っ暗になります。こちらも、メロディー重視で選びました。PVは、謎のちょいキモなシーンも若干ありますが(謎の演出は Silbermondあるある。笑)、曲調が個人的にすごく好きです。

歌詞は、一人の人を想い、夜も眠れないという内容。しかし、その人は手に入らない存在で、満たされない思いから、葛藤が生まれ、そこから逃れられずにいる、というもの。そこには強さが必要で、毎晩、心の一部が引き裂かれるような思いに。

こちらも、自分は歌詞をイメージしながら聴くというより、その音を楽しんでます。PV見ても、今は一周回って、キモグロのシーンは気にならず、映像として、白と黒のコントラストでかなり良い感じに仕上がってると思うようになりました。笑

Machen wir das Beste draus(マッヘン・ヴィア・ダス・ベステ・ドラウス)

昨年3月、ドイツ全土でロックダウンが実施されて以降、発表された作品。曲名は日本語にすると、「皆それぞれが、今できるベストなことを精一杯やろう」というもの。誰もいない通りや公園の映像や、コロナ前の楽しかった日常、医療関係や社会活動の従事者の様子など、強く心に響くものがあります。

この作品を発表するにあたり、ジルバーモントのメンバー、シュテファニー、トーマス、ヨハネス、ノヴィの4人は、次のようなコメントを出しています。

「2020年3月25日(水)、1週間前に作った新曲を演奏する機会がありました。すると、この曲はどこで聴けるのかという個人的なメッセージがたくさん来ました。実際のところ、それはどこにもありません。
もちろん、このままではいけないと思い、創意工夫と妥協が求められる今の時代、昨日から一昨日にかけて、自宅のタンスやキッチン、ソファの間の場所を使って録音しました。

私たちはスタジオに行けず、4人が集まることもありませんでした。映像も自分たちで作ったので、ご覧の通りです😊。

「皆それぞれが、今できることを精一杯やろう」 - これこそ、本当の意味でのホームレコーディング

この曲は私たちの心を豊かにするためのものではありませんし、今の状況で収益を得ようとも思っていません!しかし、このような時代だからこそ、音楽は私たちの心の支えであり、庭のようなものだと思います。外へ出て、振り返り、悲しみ、希望で心を満たす。こうした思いを、皆さんと共有したいと思っています - それも本当の意味で。

私たちは、夏に皆さんと一緒にお祝いできることを強く願っています。」

最後に

以上、いかがだったでしょうか。自分の最も好きなドイツのバンド、ジルバーモントを紹介させていただきました。機会があれば、他のアーティストや曲なんかも紹介できたらと思います。

さらに色々聴きたい方は、他の作品もたくさんあるので、以下リンクもご覧いただければと思います。

▼『ジルバーモント』公式‘Youtubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCBK6YDDaHlAMiTpEj6VqnAg

▼『ジルバーモント』公式サイト(ドイツ語)

https://www.silbermond.de/


いいなと思ったら応援しよう!