ドイツ代表、選手同士どう呼び合っている?知らなきゃ分からない、意外なニックネームも
—— 以下、翻訳 (ドイツ『シュポルト1』記事全文)
"Hobby(ホビー)"、"Jemme(ジェンメ)"、"Ily(イリー) "など、ドイツ代表のスター選手たちがトレーニングキャンプで本名で呼ばれることはほとんどない。『シュポルト1』が、代表選手たちのニックネームを紹介しよう。
"行け、ジェンメ!頑張れ!食らいつけ!"
金曜日の朝のトレーニングで、ヨシュア・キミッヒがバイエルンのチームメイトに声を荒げた。ジェンメ?それは、ジャマル・ムシアラのことだ。
18歳のアタッカーは、欧州選手権の合宿地であるゼーフェルトで、代表選手からこのように呼ばれている。また、レロイ・サネはこの10代の若者に、その若さから「バンビ」というニックネームをつけた。
ヴェルナー、気になるニックネームを明かす
ティモ・ヴェルナーにも不思議なニックネームがある。
このチェルシーのストライカーは先日、『シュポルト1』にニックネームの秘密を明かした。アーセナルのキーパーで仲の良いベルント・レノは、この元ライプツィヒの選手を「ホビー」と呼んでいるが、それは彼が過去に「必ずしも練習の世界チャンピオンではなかった」と言われているからだと、ヴェルナーは明かしている。ある時、レノは「練習ではいつも、彼は趣味としてやっているようだ」と言った。面白いことに、それ以来、レノはヴェルナーのことを「ホビー」と呼ぶようになったという。
代表選手に人気があるのは、何と言っても語尾が「i」のニックネームだ。マッツ・フンメルスは「マッツィ」、ルーカス・クロスターマンは「クロスティ」、ロビン・ゴセンスは「ゴーシ」と呼ばれている。クリスティアン・ギュンターは「ギュンニ」、ヨナス・ホフマンは「ホフィ」と呼ばれる。グラッドバッハのスター選手、マティアス・ギンターは「マッツェ」や「ギンニ」と呼ばれている。
愛称の由来を説明するフォラント
マンチェスター・シティのイルカイ・ギュンドアンは「イリー」と呼ばれている。また、マルセル・ハルステンベルクの「ハルステ」、ケビン・トラップの「トラッポ」、ヨシュア・キミッヒの「ヨー」も興味深い。ニクラス・ジューレは「ニク」もしくは「ニキ」と呼ばれている。
おそらく最も面白いニックネームを持つのは、ケビン・フォラントだ。彼は何人かの選手から「エンテ(アヒル)」と呼ばれている。その理由は、モナコのストライカー自身がかつて語っていたように、「僕の大きなお尻から来ているのかもしれないね。背中が少し引っ込んでいて、お尻が大きいからと、若い頃にそう呼ばれていたんだ」
ピッチ上でのコミュニケーション能力の高さから、メディアでは「ラジオ・ミュラー」の愛称で親しまれているトーマス・ミュラーは、チームメイトからは「トミー」と呼ばれている。
世界最優秀GKのマヌエル・ノイアーは、選手たちから「マヌ」と呼ばれている。ちなみに、バイエルンの社長であるカール=ハインツ・ルンメニゲは、ノイアーのことを親しみを込めて「ベア(熊)」と呼んでいる。「熊のようにゴールに立ちはだかり、彼を越えることはできないからだ」と、ルンメニゲ社長はかつてこう理由づけていた。
そして、代表監督のヨアヒム・レーヴは、誰にとっても「ヨギ」であることに変わりはない。
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