シュヴァルツ & デミチェリスの語る、「共同監督で臨む、ばいやんⅡでの新たな挑戦」
—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)
この土曜日は、ダニー・シュヴァルツ氏とマルティン・デミチェリス氏が揃ってFCバイエルンの公式戦で最後にタッチラインに立ってから398日目になる。2020年3月8日、ミュンヘンU-19は、Aユース・ブンデスリーガの天王山でVfBシュトゥットガルトに3-1で勝利した。 現在、この2人の監督はバイエルンのアマチュアチームを率いることになり、土曜日にFCインゴルシュタットと対戦する(4月10日、現地午後2時)。fcbayern.comは、地元チームとのダービーマッチを控える2人の監督に、この監督交代後の初戦や、最初の1週間のトレーニング、そして残りの「ミニシーズン」について話を聞いた。
ダニー・シュヴァルツ氏とマルティン・デミチェリス氏へのインタビュー
監督就任後、第1週目のトレーニングが、もうすぐ終わります。これまでの印象はどうですか?
ダニー・シュヴァルツ:これまでの短い時間を使って、チームの概要を把握することができたね。ホルガー・ザイツ前監督との協力関係や交流というのは、今でも非常に密接さ。もちろん、ここ数週間のアマチュアチームの試合はすべて見ている。また、ほとんどすべての選手たちのことも知っている。新しいスタッフや、3部リーグの規定など、新しいことにたくさん出くわすこともあるね。いま大切なのは、チームをさらによく知り、良い雰囲気で、インゴルシュタットに向けて可能な限りの準備をすることだ。
マルティン・デミチェリス:すでに多くのアマチュアの選手とは顔見知りさ。今は、お互いに慣れるための時間が必要だ。自分たちの強みと弱みを理解したうえで、この新たな任務に取り組んでいきたいと思っている。新しい監督が来ると、いつもチームに新たなエネルギーと期待が生まれるが、それはごく普通のことなんだ。選手たちは練習で多くのことを見せてくれており、ボディランゲージも上手くいっている。今こそ、チーム全体が団結しなければならないね。
降格争いという特殊な状況の中で、どうチームの調整を行っていくつもりですか?
シュヴァルツ:大切なのは、リラックスと真剣に取り組むこととの、オンオフのバランスだ。最近では、「自分たちには能力があるから、最後は何とかなるだろう」と思っていた選手もいたかもしれない。感覚を研ぎ澄ますことが重要だ。私たちは、これまでとは異なるアプローチで新しい刺激を与えるためにチームに加わったんだ。監督の交代には、必ずと言っていいほど、さまざまな選手起用の変化が伴うものだ。選手たちには、持ち前のクオリティを再びピッチで発揮してもらわないとね。
デミチェリス:すべての選手が、現在の状況をわきまえている。この8試合はミニシーズンのようなものだと思っている。重要なのは、順位表をチェックすることではなく、毎日を大切にすることだ。どの選手も、自分のポジションで毎日100%の力を発揮しなければならない。
お二人はすでに2019/20シーズンにU-19の監督として成功裏に協力していますね。新たな、もしくは旧知のコーチ陣たちとの仕事の滑り出しはどうでしたか?
シュヴァルツ:スタッフのほとんど全員とは、昔からの付き合いだ。ゴールキーパーコーチのヴァルター・ユンクハンスは10年ほど前から、そして理学療法士は普段から日常的に各チームと意見交換しているんだ。FCバイエルン・キャンパスでは、全員がひとつのチームであることが強みだ。ただ、コロナのガイドラインが厳しくなったこともあり、物事の進め方が少し違うこともあるね。
デミチェリス:ダニー(・シュヴァルツ)がU-17の監督をしていた頃から、いつも意見を交わしていた。昨シーズン、U-19を一緒に指導した時と同じようなサッカーを目指しているよ。あれは、(アシスタントコーチの)シュテファン・ブックとの相性が抜群だった。
▼元記事
https://fcbayern.com/de/news/2021/04/danny-schwarz-und-martin-demichelis-im-interview