人生初の脱毛体験(もちろんVIOも攻めてきた)
つい先日、人生で初めての脱毛サロンに行って来た。
なんの参考にもならないという前提で、ここに「脱毛サロンレポ」を書き残すことにしようと思い、数か月ぶりに更新を試みる。
まず、20代前半から気になっていた脱毛をなぜ今更やることになったのかという経緯についてだ。
皆さんご存知の通り、私は結婚目前同棲中の身でありながらセックスレス歴3年の鋼の女である。そんな私の夫(予定)のアダルトコンテンツ課金が発覚し、怒りと悲しみのままに脱毛サロンの予約をした次第である。
キレイになって見返してやる!とかそんな前向きな理由ではない。
「お前がそうやって金を使うならこっちだって」
という目には目を、歯には歯を理論だ。課金には課金を。
そんな訳で、重なれば数十万にもなる脱毛サロン通いを決意した。
ホット〇ッパービューティーでサロンを検索し、くまなく情報収集をした私はとあるサロンに予約を入れた。
自宅から車で10分、コースなどはなく都度払いでいつでも辞めていい。
料金設定もわかりやすく、これ以上ないくらい私にとって都合の良い条件が揃っていた。
まるで浮気相手に会いに行く予定を決めたかのような後ろめたさと、背徳感にも似た高揚感。
悪いことをするわけではないのに、相手に隠し事をしているというだけでなんとなく悲しみが緩和された気がした。
事前に自己処理(剃毛)して臨むべしとのことで、隅々まで念入りに毛を剃り、来店直前にシャワーを浴びていざサロンへ。
閑静な住宅街のマンションの一室にあるそのサロンは、マダムとかがこぞって通ってそうな雰囲気の部屋だった。
促されるままソファに腰かけ、カルテ的なものをササっと記入して、こんな感じでやっていくぜと説明をされる。
どうやらなんやかんやで20~30回通ってやっと生えなくなってくるのが一般的らしい。そしてそれでも生えてくる可能性は0ではないので、と毛の生命力の強さを教えてもらった。
あと私の肌質(もともとアトピー持ち)を鑑みて、とりあえず部分的に攻めるのが無難だけど、しゃらくせぇ!ってことなら全身やっちゃうけどどうする?と聞かれて迷わず全身を選択。
急に名前のフルネームにちゃん付けで呼ばれて「私女の子扱いされてるぅ」とテンション上げめで全裸になり、うつ伏せになったところで施術開始。
ふくらはぎから光を照射され、全然痛くないじゃん余裕と思って目を閉じていた。
「こうすると熱を感じるでしょ~」とマシンの説明とかされながら、サッサと作業を進めるオーナーさん。
開始10分もしないうちにOライン、そう、お尻の穴に辿り着いた。
「処理したことある?少ないね~」
と言われ「ないですね、へへへ」と毛が少ないことでなんだかケツの穴を褒められた気分になり照れる。
ケツの穴に思いっきり照射され、感じたことのない熱が肛門に。
これが脱毛か~~~なんて思っていたら、Oラインの照射終了。
そのまま背中の毛を剃られ、照射に次ぐ照射。
うなじまで完了したところで今度はあお向けに。
オーナーさんご本人も言ってたけど、とにかく予想してたより施術スピードが速い。
恥ずかしがったりしてる暇もなく、マシンが身体の上を這って行くので気づけば半分終了していたというのがここまでの感想である。
あお向けになってからはまたも足から照射。
ふくらはぎに比べ、アトピーによる色素沈着や小さい傷のせいで少しだけ痛い。
でも声を出すほどでもなく、光当たってるんだな~という感じ。
太ももを経て、ついに秘境に辿り着く。
「どう?全部いっちゃっていいかな?」
実は事前の自己処理は「背中・VIOを除く部位」だったので、私の恥部にはまだ残党達がこれでもかと生い茂っていたのだ。
そして残していたのにも理由がある。
「いざ脱毛して、万が一この状態で性活が再開になったら…」
夫からすればいきなりのパイ〇ンなのである。
パ〇パンは賛否両論分かれると風の噂で聞いたことがある。
せっかく再開してもこの生まれたままの毛のない姿を見て、またしてもレスに陥る可能性も0ではない。
迷いつつもそのことを打ち明けてみようと決心した。
「実は…」
結婚直前であること、であるにも関わらずずっとレスなこと、子供を望んでいるのでそのうちするのではないかという希望はあること。
その状況で結婚しちゃっていいの!?と驚かれたけど、でも夫婦にもいろんな形があるよねという結論にまとまり、毛については1発で全員いなくなることなんてないから量調節のためだと思って安心していいということになった。
そんな訳で私の陰毛は消滅した。(毛根は生きてる)
そしてこの恥部の照射で私は初めての痛みに遭遇する。
と言うのも、私はもともとVラインを自己処理しているのだが、そうなるとその部分の肌は多少荒れてしまっている。
さらに毛が濃くなっていることや繊細な部位であることも相まって、割と激痛。激痛は言いすぎだけど、まぁ普通に痛い。
なんとか耐え凌ぎ、脱毛バージン最大の山場を終えた。
陰部さえ終えてしまえばその後は余裕。
なんてこともなく、何度となく自己処理で傷ついていた脇で再度激痛。悶絶。
「いってぇ~~~~~」と鳴いたらスッと辞めてくれた。(タイミング的に終わりだっただけ)
最後に顔をやって照射終了。
仕上げに保湿クリームと日焼け止めを神のような手さばきで塗りたくられ、人生初の脱毛サロンを終えた。
どうやらこのまま二週間程すると、毛がポロポロと抜け落ちるらしいのでとても楽しみである。
ということで、入店から退店までわずか一時間足らずで人生初の脱毛体験を終えたわけだが、率直な感想としては「早い、痛い、恥ずかしくはない」だ。
「早い、痛い」は前述した通りで、「恥ずかしくはない」については光を当てられている最中は基本的に目を閉じているし、喋ってる間に終わってしまうので「やだ…今私お股開いちゃってる…!」なんて考えてる暇がない。
強いて言うなら、全消滅したことによって高校生ぶりにあらわになった陰部に対してのなんとも言えない恥じらいの気分くらいだろうか。久しぶりの再会の照れにも似たようなそんな気分だ。
ずっとくすぶっていた「いつかは脱毛」に一歩踏み出すことが出来て非常に喜ばしく、きっかけこそ苦みのある気分であったが、結果として良かったのではと今では思う。
しばらくは自己処理を控えるように言われたので、私のムダ毛たちは現在伸び放題である。
いつか別れが来るその時まで、、、
PS.脱毛迷っている人はとりあえずやることをおすすめします。