第四回:湿地「COP15に向けた連続セミナー」運営感想
11月16日20時から「COP15に向けた連続セミナー」の第4回を開催いたしました。
今回は「湿地」について特定非営利活動法人日本国際湿地保全連合の横井謙一様にご講演いただきました。
講演ではまず湿地の定義についてのお話をしていただきました。湿地の定義は水深6メートル以下の水域のことであり、淡水か汽水か海水かは関係がないということを知りました。その後、湿地の機能、役割と活用方法のお話をしていただきました。湿地の機能については多様な生物の生息地になることができたり、水の貯蔵、浄化の機能があることを学びました。なかでも印象に残ったのは湿地に生息する植物や堆積している植物の枯死体が炭素の貯蔵庫となり、二酸化炭素を貯留することができるということです。炭素貯蓄量は、湿地の泥炭地は陸地の約3%なのに対し世界の森林の2倍の炭素を貯留しているということを知り、湿地の炭素貯留による空気中の二酸化炭素量の減少においての重要性を認識することができました。
今回の講演では湿地の重要性を再確認するとともし、その保全方法についても考え直す機会になりました。湿地と自分たちの生活の深い関係性を意識し、ラムサール条約などの湿地の保全の動きにも気を配っていきたいと思います。
事務局員 多計和真
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