バチェロレッテ最終話の感想「人に惹かれる瞬間」(ネタばれ有り)

こんにちわ、ヒト好きコンサルタントのれいです。

バチェロレッテの最終話が放送されましたので、感想を書きました!

今回は、「杉ちゃんVS黄さん」というときめきポイントが全く異なる2人の中で、萌子さんがそれぞれのどんなところに惹かれ、悩み、選ぶのか?

それは

2人と萌子さんのご両親と会う

ここでも、2人のキャラクターの違いが存分に出ているし、それは萌子さんの表情にもめちゃくちゃ表れている

しっかりものの黄さんは、「将来(=お墓や異国間結婚)への不安」を解消しようとする盤石さを見せ、萌子さんが安堵、したように見えました

一方で、杉ちゃんといるときの萌子さんは、朗らか・楽しそう・わくわく、しており「杉ちゃんの魅力をわかってほしい」、と言わんばかりの姿勢が表れており、杉ちゃんがお母様と話しているのを無言でニコニコ見ていました

余談すぎますが、「これ以上の人に出会えないと思う」、「離れているときも好き」「お母様は20年後の萌子さん」と伝える杉ちゃんを見て、本当にかっこいいし、自分がそのように思っていた元恋人を思い出してしまってセンチメンタルになってしまった・・・笑。言われたいし、思いたいなあ。

屋久島でのデート

お母さまとの面会ののちに、それぞれと屋久島でデートをしてました

黄さんには、「楽しい部分と不安な部分がある」と告白する。自分を「どうせこんな人なんだろう」とカテゴライズされるのではないか、という不安があると。これを伝えられるのが萌子さんの強さなんだろうなと思う

ほっといても帰ってくれると信じてる、という黄さんかっこいい、こんな余裕欲しいなあ。

黄さんとディナーしてるときの萌子さんかっこよすぎじゃないですか?
終始無難な会話をする黄さんに対しての会話(以下抜粋)がときめきすぎたので書いちゃいました・・・・(伝われ・・・!)

黄「浅はかな感情や嘘では伝わらないし、ちゃんと自分と旅行中に向き合った。だから、苦い思い出になるかもしれないしいい思い出になるかもしれないけど屋久島に来たら萌子さんを絶対思い出せる。」
萌「今日は、リスクマネジメントするのやめない?100%だして傷ついたら経験値じゃん?今みたいに俯瞰するんじゃなくてもう一歩踏み込むか・引くかしたほうが、より濃い経験になると思う」

黄「怖かった。萌子さんみたいな人を好きになって怖かった経験があるし、萌子さんが用意してくれたデートで上手くできなかったら、という不安があるし、態度や表情にそれがでて気づかれたんだと思う」
萌「私今やっと黄さんと話してる」

黄「ほんとはもっとかっこよくいきたいんだけど」
萌「今までの黄さんのなかで一番かっこいいよ」

黄「こんなに感情が爆発すると思ってなくて、ヒトと向き合わないほうが楽で、好きになるより好かれるほうが楽で、2人の間のいい空間が生まれるきがしてたから、頭で論理で好きになろうとしてたけど、やっぱり好きになったらだめかも」
萌「それだけ真面目に考えて自分と向き合って真面目に考えてるんだよ」

黄「わけわかんないことになってる」
萌「わけわかんなくない、それが素敵なの」

次は杉ちゃんとのデート。緊張してる杉ちゃんかわいい。そして、黄さんのときよりもラフな格好の萌子さんから、杉ちゃんへの信頼・安心感を感じる

そして、「本物の愛」だと思っていたものを過去に失った・しかもその理由がわからない、という経験があり、それ故に人の内面を探ってしまうし、自分を出すことも怖くなっていると告白する萌子さん

朝食の後は、だれにもいってない「浴槽でのお絵かき」に誘う萌子さん。やっぱり、杉ちゃんといるときの萌子さんはどこまでも無邪気で、強く生きなければいけない、と思っている萌子さんが心を開ける相手なんだなと感じた

パーソナルスペースに相手を入れる・自分が入る、という点では杉ちゃんは黄さんに比して圧倒的に恐れがなく、それが萌子さんに伝わっているように感じる。それは、絵の仕上げをしているときの涙に表れていると思います

惹かれ合った理由

どこかで書いたかもしれないが、この3人(萌子さん・黄さん・杉ちゃん)は、惹かれ合うべくして残ったように思う。3人ともキャラクターは全く異なるが共通点として

「外には出せていない、本当の内面を見て・見せてほしい」

という願いを持っていて、この3人はそれを出し合える関係性を作れたからこそ最後まで残ったのかなと感じる

以前のコーチングの際の学びでも、「ヒトは弱さに惹かれる」と書かせていただきましたが、バチェロレッテを見て改めて思いました

「自分がこうありたい・こうあるべき」というのに縛られている黄さんは、「似ているし支えられるけど惹かれなかった」、と評した萌子さん

そこで比して、杉ちゃんは、どこまでも自然で、真っすぐに自分の弱さを認めて、開示していたからこそ「もっと話したい、もっと聞きたい、もっと一緒に居たい」と思わせた

でも、「杉ちゃんへの思いは、女性から男性に対してのそれじゃない」という思いを確信してしまった萌子さんは、だれも選ばない、という決断をした(この、「好きだけど異性として見れない」問題を自身でも経験したことがあるため、本当に本当にボロ泣きしてしまった)

惹かれ合っていても、「自分にとって中途半端なことはしない」という矜持が感じられてかっこよかった・・・・・!

そして、アフターローズを見て、落ちた人が落ちた理由がわかった。その反応は、先に落ちた人である人萌子さんを理解しておらず、残った人ほど萌子さんの思い・内面を汲んでいるのだ

ローズの「俺らは萌子さんを幸せにするために来てるからぐちぐちすべきじゃない」

北原さんの「萌子さんが一番つらいと思う」

という言葉が象徴的だと思う。他の人の発言は、

「2人から選ばないなんて、(選ばれなかった自分・約束が反故にされた気がして)許せない」

という嫉妬・妬みにしかみえない。

この終わりでいいのか?私は好きです

このオチはとても、とても賛否両論が生まれそうな終わり方だった。でも、レビュー・興行的にはとてもとても盛り上がる気がしている

なぜなら、そこには萌子さんの矜持が通底しているから。それは、

「中途半端なことはしたくない」
「真剣に将来一緒にいれる相手を選ぶ」
「誰かを納得させるために自分の決断をしていない」
「私の人生は私が決める」

という言葉に集約されている。

たぶん、ここまで見ていない人、要約だけを見た人が、文句を言うかもしれない、とは思う

でも、ちゃんと見た人・人の内面を見える人には、他の恋リアとは萌子さんの、人間としての芯の強さや真っすぐさが段違いだからこそ、

「これは私の物語だから、誰が何と言おうと関係ない」

という萌子さんの思いが伝わるストーリーになっている

だから、私はこのドラマが大好きだったから、燃えないでほしいなと思ってしまった

一生いてもいい、と思える愛の正体を知りたいし、見つけたいな、と思わせてくれる

ヒトと向き合うとは、好きになるプロセスとは、を教えてくれるいいドラマでした

読んでくださりありがとうございました

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