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Eugenの備忘録その15-ラフォルジュルネのベートーヴェン

ラフォルジュルネ-114名手たちによる彩りのコンチェルト(於 東京国際フォーラムAホール,18時より)
谷口知聡 (ピアノ)
辻彩奈 (Van)
伊東裕 (Vic)
レミ・ジュニエ (ピアノ)
東京シティ・フィル(オーケストラ)
松本宗利音 (指揮)
ベートーヴェン:ピアノと管弦楽のためのロンド
ベートーヴェン:ピアノ・ヴァイオリン・チェロのための三重協奏曲

初めて来場した「ラフォルジュルネ」(LFJ)。メインはベートーヴェンの三重協奏曲。指揮のシューリヒトJr.こと松本宗利音は硬さはあるが意欲的な指揮ぶり。ソリストではVn.辻のシャープさがフィナーレのコーダなどで際立つ。Pf.のジュニエの積極性、Vc.の伊東の柔らかさも良い。前座のピアノと管弦楽のためのロンドは元々現在の第2ピアノ協奏曲のフィナーレに書かれたとのこと、完成度は劣るが、優美な中間部は確かに魅力的。Pf.独奏谷口と指揮の松本、いずれも若いアーティストだからこそ織り成せる瑞々しさがあった。

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