エモい企画書作りのコツ
僕はこれまでイベントプロモーションの企画をメインに、
様々な企画書を作成してきました。
作成ツールは主にpowerpointです。
(場合によってkeynoteかindesignも使います)
漠然とですが、数えてみると500件以上の企画書を作成しています。
毎回ゼロから作るタイプなので、テクニックと言えるほど、固まった
手法を持っているわけではないですが、僕なりのコツをまとめることで
少しでもみなさんの参考になればと思います。
早速書いていこうと思うんですが、企画の思考術と見せ方のコツがあって、
今回は見せ方のコツ中心に書いていこうと思います。
①前書きで意思表明
たいていの企画書は相談相手の予見を整理するところから始まりますが、
その前に企画提案にどんな思いで向かっているか意思表明をしましょう。
そうすることで、人間味を出します。
もっと具体的に話すと、自分がこの案件にいかに親和性があるかを
ここで語っておくことで、企画内容以上の期待感をつくることができます。
とても重要なことです。
企画の前提となる相談相手からのオリエンテーションですが、
すべてを語れていない、または核心をついていないことがほとんどです。
その前提をベースに構築した企画は、解決策として十分なモノには
ならないことが多いです。制作が進行して意見交換をしていくうちに
もっと適切な方法が見えてくるはずです。
企画提案のタイミングでは、相手に選んでもらうために、企画内容以上の
可能性を示す必要があります。
それを感じさせるのがこの意思表明です。
相手と一緒にこの先を開拓していく意思を見せましょう。
②企画書のフォーマットは印象に残るものを
企画書のフォーマットは必要ないという意見もあると思いますが、
僕は作る派です。
(ちなみにスライドプレゼンテーションでアニメーションを活用する場合はフォーマットは使いません。)
クリエイティブの人たちは好まないと思います。
ですが、資料としてはヘッダーとフッダーを明確にできるし、
書類自体が印象に残りやすいです。
こんなイメージです。
(デザイナーではないのでセンスは問わないでくださいませ。。)
これで他の書類に紛れ込んじゃうことはないんじゃないかなと思います。
③フォーマットに縛られない
フォーマットを作っておきながらフォーマットに縛られないってなんだ?
って思われるかもしれませんが、これは結構あるあるです。
フォーマットは書類全体の印象づくりのためであって、
すべてのページを統一する必要はありません。
ですので、見せ方の妨げになるのであれば、使わないのも手です。
トーンを変えることで、書類にもリズムを作ることができます。
僕の場合は、コンセプトページなどにイメージを挿入したり、
ビジュアルを見せるときは外すようにしています。
例えばこんな感じです。
ページの見出し、ページナンバー、コピーライトなどは残して、全面にイメージを持ってきます。
デザイン案などを出すときも、なるべくページ全体を使って、
デザイン以外の要素は極力無くします。
さらに、デザインのポイントなどを記載する場合はこのページを
ベースにして、箱書にします。
おまけ:説明項目ごとにトビラページを作る
分厚い企画書になればなるほど、読むのも疲弊します。
なので説明項目ごとにトビラページを作って区分けすると、読む方の理解も深まります。
区切りがわかりやすいように作るといいです。
こんな感じとか。
企画書の見せ方のコツとしてはこんな感じです。
スライドプレゼンでアニメーションを作る際は、フォーマットというよりも
ページ切り替えのトランジションを意識して作るといいと思います。
ページ構成やどのように企画を考えていくかなど、
企画の思考術については、また次回に。
少しでも参考になることを願っております。