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職種紹介 #06 BPR|社内課題を“システム”と“コミュニケーション”で支える

この記事は2024年6月4日のWantedly記事の全文転載です。

コンセントには、「デザインでひらく、デザインをひらく」というミッションのもとに、さまざまな職能のメンバーが在籍しています。また、対象とするデザイン領域の広さから多くの職種があり、担当する範囲も多岐にわたります。そんなコンセントの職種を紹介する「職種紹介」シリーズ。
今回は、BPRチームの金子まやより、コンセントにおける「BPR(Business Process Re-engineering)」ポジションの業務やおもしろさについて説明します。



社内外の人材と連携しながら社内の課題を解決する、AZグループならではのBPR。

—2018年に発足したBPRチームですが、そもそもどのような部署なのでしょうか。

ひと言で言うと、「社内課題をシステム面でサポートしていく部署」というイメージでしょうか。例えば、社内で利用するデザインツールや進行管理ツールなどは、社員の業務設計にも大きく関わるもの。そのため、時代や環境に合わせて変化させていく必要があります。そこでBPRでは、新たなツールやシステムを導入する際に、事業部の動きや要望に耳を傾けながらセキュリティが担保される形での契約を行い、必要なタイミングでライセンスの付与・削除などの運用設計と実際の運用を実施していきます。また、基幹システムの導入・管理、ネットワーク設計、複合機、 PCやタブレット、モニターなどのデジタル備品の設備計画や管理などについても運用設計を行います。

一方、それらを導入したら終わりというわけではなく、ヘルプデスクをはじめとしたサポート業務と、その中で見つけた課題から業務改善を実施していきます。

 

—実際、どのように業務を進めているのでしょうか。

BPRのチームには専門知識をもって動いている人や、日々のヘルプデスクを担う人、あとは購買関連の請求処理を担当する人などが所属していますが、基本的にはその一人ひとりがそれぞれのルーティン業務を進めています。

とはいえ、いわゆる「情報システム(情シス)」の部門としての働きに加えて、社内業務の改善企画・提案も行うため、比較的コミュニケーション能力が求められる業務だと感じています。

また、コンセントのBPRはコンセント社内だけでなく、AZグループの業務にも対応していきます。例えばグループ全体で新規導入・システム移行などが発生した場合は、ひとつのプロジェクトとして進行計画を立てて、チーム内で役割分担を行いながら業務を動かしていくことも。その際、プロジェクトメンバーとしてバックオフィスの他部署のメンバーが入ることもあれば、外部のベンダーなどに入ってもらうこともあります。このようなプロジェクトを推進していくときには、BPRチームがプロジェクトマネージャーとして立ち回り、各所と連携を取ることが求められます。

 

会社の存続を支える幅広い業務を担うからこそ、自分自身を成長させることができる。

—これまでBPRで行ってきた主な取り組みを教えてください。

BPR発足以前は社内に情シスが存在していたので、そこでデバイスのアカウント管理などが行われていました。ですが、今よりも人数が少なく、対応範囲も狭かったため、結果的に社員に負荷をかけてしまうという課題がありました。そこで発足後は、まずは問い合わせのレスポンスの速さを上げたり、対応メニューの幅を増やしたりすることに注力しました。業務以外で生まれがちな負担をBPRが肩代わりすることで、それぞれの業務に集中しやすい環境をつくっていきました。

もうひとつの大きな取り組みは、リモートワークへの対応です。コロナの時期に突入した際、どの企業もリモートワークでの対応が求められるようになりましたが、コンセントではコロナ禍前に検討を進めていたこともあり、リモートVPN接続の対応、デバイスのセキュリティ面を強化するためのシステム(Intune)の導入、リモートワークでも共同作業が行えるホワイトボードツール(Miro)の導入などを実施し、比較的スムーズにリモートワークへ移行できました。想像していたよりも社内の混乱は少なかったですね。

 

—さまざまな角度から社内の課題を解決していくBPRですが、どんな部分でやりがいを感じていますか。

BPRには毎日さまざまな相談が、さまざまなところから寄せられてきます。その中にはすぐに解決できるものもありますが、多くの場合は時間をかけて状況を紐解き、解決策を探っていく必要があります。そのような課題に対して施策がピタッとハマったときは、本当におもしろい。「謎解き」の問題をクリアしたときのような気持ち良さがありますね。

さらにコンセントのBPRは、通常導入しないようなシステムやサービスに触れることも多く、システムや情報セキュリティなどの知識が自然と身につきます。加えて業務的にプロジェクト設計能力やベンダーコントロール能力も磨くことができます。これらはある種、どんな仕事にも潰しが効くスキルなので、その意味ではBPRはスキルアップの宝庫なのではないかと思っています

  

求めるのは、情シス+αの能力を組み合わせながら、“攻めるバックオフィス”として活躍したい人。

—最後に、どのような志向、経歴の人に応募してもらいたいですか。

今の時代においては会社が存続していく以上、システムは必要不可欠な存在です。それはつまり、当然これからもシステム上の課題が発生し続けるということでもあるので、私たちはがっぷりよつを組みながらそれらに向き合っていく必要があります。

コンセントのBPRチームでは、社内システムに携わることを柱にしながら、幅広い業務を周囲の人たちと対話を重ねながら実施していくことを大切にしています。情シスに関する経験やスキル以外にも、コミュニケーション能力をはじめとするさまざまな力を発揮できる環境だということでもあります。

「社内システムに興味がある」「ネットワークやサーバの構築をしてみたい」という方はもちろん、「デザイン業務をやっている会社のメンバーをバックオフィスとして支えたい」「さまざまな企画や提案で社内環境を改善していく、“攻めるバックオフィス”として活躍したい」という方にもぜひ応募してほしいです。


/登場人物:BPR|金子まや
2007年、アレフ・ゼロに制作進行として入社し、一般企業の広報・IRツールの企画・編集・進行管理を担当。2018年よりBPRに従事。事業部での経験を生かし、AZグループ全体の社内システムなどのインフラ管理、新規導入、日常的な運用を行っている。


インタビュー/柴崎卓郎 butterflytools
写真/牧野智晃〔4×5〕

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