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武藤劇的弾の裏側で (2015年浦和対柏@日立台の永田充)
2023年3月31日に浦和レッズは柏レイソルとの一戦を三協フロンテア柏スタジアム(通称日立台)で行う。
日立台のピッチからの近さは日本指折りで、選手の声、息遣い、迫力を存分に味わうことができる。浦和レッズはこのスタジアムで数々の記憶に残る勝負を繰り広げてきた。
その中でも忘れられないのが2015年6月3日に行われた試合である。
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そう、1stステージ無敗優勝となったミシャ4年目の試合。
そう、梅崎が試合開始一分で先制した試合。
そう、試合終了一分前に辛くも追いついた試合。
特に終了間際、武藤雄樹のヘディング弾は、加入一年目の彼が浦和のサポーターから愛されること、いや、既に愛されていることを証明することになった。サポーターのハンドジェスチャーを見てほしい。武藤への信頼が伝わってくる (参考: フットボール支部のKondo)。
画像: 武藤選手の4試合連続&土壇場の同点ゴールで無敗を守る (Red Voltageブログより)
しかし、それ以上に僕が忘れることができないのが試合後の永田充の姿だ。
浦和で5年目を迎えた永田は、2013年の那須大亮がチームに加わって以降ベンチに回ることが多くなっていた。
そこでやってきた挽回の機会。那須の出場停止により、2015シーズンで初めてJ1のスタメンを飾る。
![](https://assets.st-note.com/img/1680190944411-5pjX8mQ7Hi.jpg?width=1200)
結果は彼の理想通り、と行かなかったことは試合後の佇まいからも想像できた。
彼のエレガントなロングフィードが通ったとき、ミシャサッカーのロマンは最高潮に達する。本人の悔しさとは比ぶべくもないが、そんな彼の活躍を心待ちにしていただけに、応援していた僕も悔しくなった。
スタジアムに残る劇的同点弾の余韻とは対照的に、ベンチ裏の狭い空間に無念さが小さく広がっていた。
そんな2015年初夏の日立台を僕は忘れない。
帰り際に食べた珍来が美味かった。
『柏でよりみち アディショナルタイムズ』を勝手に紹介
2015年の観戦時になくて現在あるもの、それが『柏でよりみち アディショナルタイムズ』だ。
アウェイサポーターに日立台周辺の情報を届けるため、「街のオススメスポット情報」をまとめたフリーペーパーを駅前で配布している。
浦和レッズサポに向けて紹介されているお店の特徴に注目すると面白いだろう。
アプリもあるらしい。
(ドイツからはインストールできなかったのでぜひ使用感を教えてください)