R2(2020)_Ⅱ_1_4_①(中性化,新設)

注意事項

・答案例の文字数は技術士解答用紙の文字制限を満足しています。
・答案例は,既往の技術図書等や過去に私自身がA判定を頂いた記載例を参考に記載していますが,仮に同じ問題が出た場合に,本答案例をそのまま記載した場合においても、A判定を確約するものではありません。あくまで参考としてください。本コンテンツ使用に伴い損害が発生した場合においても,一切の責任は負いかねます。
・可能な限り公表されている技術図書や記載している参考文献先を確認しながら書いていますが,記載の内容に技術的観点からの誤り等がありましたらご連絡下さい。事実確認後,必要に応じて返金対応等致します。
・より優れた記載内容等がありましたら,補足等に追記していきたいので,有意義なご連絡お待ちしています。
・無断での複写、転載を禁じます。
※なお,本問題の答案はH28(2016)_Ⅱ-1-5(中性化,凍害)と一部重複しています。この点についてご了承の上ご購入下さい。

問題

Ⅱ-1-4 ①~③に示すコンクリート構造物の劣化現象について1つを選択し,その劣化メカニズムを概説せよ。また、選択した劣化現象に対して,新設構造物の設計・施工における留意点,若しくは既設構造物の調査・診断,又は補修における留意点を説明せよ。(なお,①~③のどれを選択したか,また,「新設構造物の設計・施工」,「既設構造物の調査・診断」若しくは「既設構造物の補修」のいずれを対象としたかを,必ず答案用紙の最初に明記すること。

①水分浸透を考慮した中性化による鋼材腐食

参考文献

『劣化メカニズム』
・土木学会:コンクリート標準示方書「維持管理」2018年制定 P107 Ⅰ編 劣化機構 2章 中性化
『新設構造物への対策』
「設計時の対策」
・土木学会:コンクリート標準示方書「設計編」2017年制定 P150 3.1.3 中性化と水の浸透に伴う鋼材腐食に対する照査
「施工時の対策」
・土木学会:コンクリート標準示方書「施工編」2017年制定 P81 4.5.4 水セメント比


ポイント!

 2017年制定の示方書では,従来の中性化深さによる照査に加え,中性化と水の浸透による鋼材腐食深さに基づく照査が新たに導入されています。示方書では,基本は中性化と水の浸透による鋼材腐食深さの照査を行い,環境条件に応じて中性化と水の浸透による鋼材腐食深さの照査が困難な場合は,従来の中性化深さが設計耐用期間に腐食発生限界深さに達しないことによる照査を行ってよいこととなっています。
 維持管理においても『水』の存在は重要視されてきており,その動向を踏まえた改訂となっています。
 答案例では,その点に注意して記載を行っています。まずは,上記参考書(特にコンクリート標準示方書(設計編))をご確認下さい。文章化が手間!という方は注意事項にご了承の上ご購入検討頂ければと思います。

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