逆プロポーズ予告という提案
確か付き合って8か月くらいのころから、この人と結婚したいなと思い始めた。そこからの私の動きについて。
彼は私の出会った人の中で、誰よりもいい人で、勤勉で、付き合った当初からこの人は大事にしないとバチが当たるなと思っていた。たくさん一緒に旅行に行ったり、お互いの趣味に付き合ったり、疲れ切った姿を見せ合ったり、賢い話から馬鹿な話までしたりできて、それらが全部心地よかった。
昔から結婚願望はあったし、この人だと自然と思い始めたら、プロポーズしてくれないかななんて勝手に思いはじめていたり、彼に指のサイズを伝えようとして断られたり、待ってられないなと勝手に逆プロポーズを考えたりなんかした。けれど、いざ具体的にこの人と結婚するのか、というか私が結婚というものをするのかと考えたら、覚悟が決まっていないことにも気が付いた。私の覚悟が決まっていないのに、話が進むわけない。
そして、1年記念日の時に、私が彼を幸せにするという内容の手紙を書いて、半年後に逆プロポーズをする予告をした。
女の子が早く結婚したくて、○○までに結婚するか別れるか決めてと言ったり、温度の高まっていない彼に急に逆プロポーズしたりというのをしばしば聞くけど、私はそれらはすごく自分本位な気がしていやだなと思っていた。でも待てない気持ちはすごくわかる。プロポーズのタイミングを握れる男性いいなって思ったりしたんだよね。でもよく考えたら男性側からのプロポーズだって、女性の温度が分からないまましたらうまくいかないよね。とか考えていたら口から出ていたのが逆プロポーズ予告。実質的にもうプロポーズしたようなもんだけど。
そこからは、彼がお友達に紹介してくれたり、私の親や友達に会ってくれたりして、2か月後くらいに、プロポーズしてくれた。まさかそんなに早くしてくれると思わなかったから、嬉しかったし驚いた。私の予告から1か月くらいは、彼は彼の友達に「早くプロポーズしないと、逆プロポーズされちゃう」と言って焦って?いたので、そこからすぐ心を決めて計画してくれたのだと思うと感謝だし、焦らせちゃってごめんねと思ったりするのでした。
こんなに自分から話を出していたわけだから、彼からのプロポーズは、実質的に私のプロポーズの意志へのアンサーだったわけだけど、やっぱり感動して、すごく結婚の実感を得られた。そしてプロポーズが実質的にアンサーになるのがむしろ正解なんじゃないかなと思った。相手の意志が分からないまま本当にプロポーズでyesかnoを聞くのは、温度感違っちゃって結構リスキーだなと。だいたいの場合、女の子側から結婚の圧かけてからのプロポーズだったりするけどそれもつまりプロポーズがアンサーだよね。
というわけで、逆プロポーズ予告を一つの手段として提案します。
1番は自分の覚悟を先に決めて、示せるというところ。彼と別れたいわけでも、ただ結婚をしたいわけでもなくて、彼と結婚したいのだから。
あとは、相手のタイミングや心を決める時間を作れるところ。
そして、相手からプロポーズしてもらえる可能性を作れるところ。逆プロポーズでも全然よかったけど、やっぱりプロポーズへの憧れはあるよね。