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【推し本】2024/07/12
誰しも思い入れのある本がありますが、私にとっては『リツ子・その愛』『リツ子・その死』です。檀一雄は映画にもなった『火宅の人』が有名な、破滅型とか無頼派と言われる作家ですが、『リツ子…』は火宅より前に書かれた、檀一雄の最初の妻、リツ子さんとの話で、火宅と同じく檀視点で描かれていきます。
亡父からある日ふとすすめられたのがこの本でした。父が暗にすすめてくれたもの、『戦争と平和』、『道』(フェデリコ・フェリーニ)、そして『リツ子…』。すべて小中学生の時に父から聞き、自分の礎、原点となったものです。そこから数十年。特に『リツ子…』は何回読み返したことか。
私は自分の”好き”を人に理解してほしいと思わないへそ曲がりなので、『リツ子…』も人に勧めることはほとんどないのですが、今回のように書店員おすすめに『檀流クッキング』が入っていたりすると、少し嬉しくなってしまうのは、やはり私にとっての”推し”ということなのでしょうね。
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