【なんかこわい。】2024/11/15
日常の風景や言葉の中で、ふと違和感や怖さを感じてしまうことがあります。それは自分だけの感覚かもしれないし、大多数が同じように感じることかもしれません。でも、人はそれを一つ一つ言葉にして伝えることはないので共有する機会はあまりないでしょう。
先日、まだ二語文を話し始めたくらいの子どもが「なんか、こわい」と言っていました。そういう感覚はこんな小さな頃から備わっているんだなと思ったものです。
少し前に流行った「8番出口」というゲームもそのようなほんの少しの違和感を察知するゲームでした。ホラーゲームのように「ギャー!」と叫ぶほどの怖いことが起こるわけでもない(少し怖いことはあるかもしれません)のに、怖く感じてしまう。「何か怖いことが起こるかもしれない」という、これまでの経験や知識に基づいた想像が怖さに繋がっています。
穂村弘さんの『鳥肌が』は、そんな感覚が共有できるエッセイです。あと”こわい”にもいろんな意味が詰まってるんだということがあらためてわかりました。そして、意外と人って同じように感じるものなんだとも。
#貸棚本屋 #古本屋 #comxcom古 #徳島 #なんかこわい