【特徴は個性】2024/09/13
似顔絵師の絵を見るたびに特徴を捉えるのが上手いなあと感心します。ちょっと鼻の下が長かったり、唇が厚かったり。もちろん、プラス特徴を表現する画力があってこそですが。
村上春樹さんの小説を読んでいると表現が独特だなあと感じます。この「〇〇な感じがする」としか言えないところが私が凡人たる所以なのですが。しかしながら、世の中には文章の特徴を捉えるのが上手な方もいて、「もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある『作り方』を書いたら」のツイッターでの大バズリ後に出た文豪版の著者のお一人 菊池良さんなどはその筆頭です。
ネット界隈にはこういったウイットに富んだ才能溢れる方がたくさんいて、最近では”石丸構文”、”ひろゆき構文”などありましたが、露出の多さ故に特徴的に見えてしまったのでしょう。自分の癖は自分では気づき難いもので、私のような一般人では人から特徴を指摘されることはありません。ですが、毎日文章を書いていると「この表現多いな」とか「この言い回し何回目?」とか少し癖が見えてきたりします。良い特徴は残しつつ、良くない習慣は直していく。物書きでも、日常生活でも、本屋経営でも、何でも一緒ですね。一つずつ、一つずつ。
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