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アメリカでのルームシェア探し

皆様こんにちは。

私はこの9月からアメリカのカリフォルニア州にて留学生活を始めた大学院生です。自己紹介は今度することにして、今日はアメリカでのルームメイト探しについて、今私が住んでいる部屋をどうやって見つけたかをまとめる形で記事にしたいと思います(craigslistという掲示板で見つけました)。

私が通っている大学付近はかなり家賃がお高めです。1ベッドルームのアパートを借りようと思うと20万円くらいしてました。1ヶ月。学生には払えません(無感情)。なんでこんなに高いかというと、気候も良く、海も近く、学生の数に対して大学周辺にお家が足りていないからみたいです。それに、アメリカでは日本みたいに1人暮らし用のワンルームアパートとかがあまりないみたいです(地域によるかもしれません)。なので、私も1人でアパートを借りることを諦め、ルームシェアをすることにしました。

とは言え日本にいる状態で、土地勘もないまま実際に部屋を訪れることもせず、一緒に住む人に会うこともせず、家を決めるのはかなりハードルが高い。というか、安全面からいうとあまり奨励されていません。これから私がお話する方法で私が良い家とルームメイトに巡り会えたのは、ただ運が良かっただけ、自分の嗅覚が研ぎ澄まされていただけだと思っています。もしこの記事を読んでお家探しをする方は、どうぞご自分の責任で注意深く行ない、またご自分の勘を頼りにちょっとでもおかしいなと思ったら別のところを探してください。

では本題に。今住んでいる部屋はcraigslistというオンライン掲示板のルームメイト募集の投稿から見つけました。craigslistとは、中古の家具・家電やら、仕事やら、部屋やら色んなものがやりとりされている中々に雑多な掲示板です。サイトのデザインもあまり洗練されていないので、最初は私も危ないところだと思ってましたw でも中々に面白いサイトで、目を肥やせば良いものを手に入れられるといったところです(この前暇つぶしに見ていたらヴィンテージのドナルド・マクドナルドさんが良いお値段で売られていました)。

craigslistではルームメイトの募集がかなり頻繁に投稿されています。私は引っ越す3ヶ月ほど前から、住みたい地域にターゲットを絞ってなるべく投稿に目を通すようにしていました。来月から住める人募集!みたいな投稿が多いので3ヶ月前は早すぎるのですが、これをやっていると家賃の相場や少しばかりの土地勘がつきます。ちょっとあやしい投稿もなんとなくわかるようになります。異常に家賃が安いとか、詳細が少なすぎるとかは要注意です。私は写真が載っていて、どんな人が住んでいるか、どのようなルームメイトが理想的かなどの情報がある程度現実的に書かれている投稿を選ぶようにしました。ちなみに、性別や人種による差別に当たるため、女性限定とかアメリカ人限定とかは募集条件に書いてはいけないそうです。

良さそうな情報を見つけたら投稿主に連絡をしてみます。craigslist上のメール機能を通して匿名でやりとりできますが、投稿にメールアドレスや電話番号、Whatsapp情報が書かれている場合もあります。就活みたいですが、メールを送る際にもちょっとコツが必要です。投稿主もたくさんのメールを受け取るので目を引くもの、こちらもあやしい者ではないことをアピールする内容でないと返信が来ません。募集している側も自分の家に新しい人を迎え入れるのですから、こちらと同様にリスクを背負ってるわけです。私がメールに書いていたのは、名前・身分・年齢・性別・住む期間・そこに住む目的(大学に通うとか)・性格・趣味とかを書いていました。加えて私の場合はというかこの時勢上、日本から渡航すること、ワクチンをうっていること(この時点では予定だった)、もし不安なら入国後自主隔離してからそちらに住むつもりだということなども書きました。後々トラブルになっても大変なので。性格に関しては、easy-goingやlaidback(どちらものんびりしたとか神経質ではないといった意味)という言葉が好まれていたように思います。

投稿は募集期間が終わるとすぐに消されてしまうので、メールを送った際に写真を保存したり、募集条件をコピペやスクショしておいた方がいいです。たくさんメールを送るとどれがどれだったかわからなくなるし、途中で条件を変えられる可能性もあるので、保険として証拠を残しておいた方が良い。

投稿主に気に入ってもらえると返信が来ます。これに関しては運やタイミングの問題なので、来なくてもあまり考え込まない方がいいですね。私も半分くらいしか返信来なかったかな。幸運にも返信が来た場合は(投稿主にもよりますが)、Zoomミーティングが設定されます。本来なら直接会ってたのかもしれないです。日本から家探しをする身としてはZoomの方が助かる。これも就活みたいですがZoomでも、なるべく自己アピールをしつつ、でも良く見せようとして嘘をついても住み始めてから疲れるだけなので、いい塩梅で頑張りました(?)。自己アピールと同時にこちらも相手が詐欺っぽくないかとか、実際に住むことになった時にうまくやっていけそうかとかを見極めなくてはなりません。どんな生活環境を求めるか、どんな生活スタイルか、どんな性格か、なんの研究をしているのか、ルームメイトにされたら困ることはあるか、pet peeves(人の行動でどうしても許せないこと、例:貧乏ゆすり、爪を噛む等)はあるか、自分の悪い癖はあるかなどを聞かれました。こちらも質問することを求められるので聞きたいことをある程度用意しておいた方がいいです。私は用意してなかったので、これまでルームメイト同士で何かトラブルはあった?とか聞いちゃった。答えにくかっただろうなw 

結局3件くらいZoomミーティングをしました。そのうちのうまくいった1件に今住んでいるわけですが、断られた2件は住む期間が1年間と短かったことなどが理由のようです。ちゃんと説明してくれるの有難い。

多分参考にならないですが、うまくいったZoomで(つまり今のルームメイトと)話した時に特徴的だったと思うのは、とにかくハイテンションで饒舌にしゃべりまくったことですw その日私は寝坊をしてしまって、空きっ腹にコーヒーをがぶ飲みしてZoomに入ったんですよね。そんなわけでとにかく「料理はする?」という質問に「料理ね!料理楽しいから好きだけど、生活のために必須になった途端楽しくなくなるのなんでだろうね!ほんと困る!」とか言ったり、近くにTrader Joe'sっていうスーパーがあると説明してくれた時に興奮して「Trader Joe'sめっちゃ好き!Instagramでフォローしてるし、いつも家探す時にTrader Joe'sからの距離をGoogle Mapで調べてるんだ!!!(まじでやってた)」とか言って笑われたりしました。あと趣味を聞かれた時に、最近買ったNintendo Switchで遊ぶのがいかに楽しいかをしばらくしゃべり続けたりもしましたw 本当に興味のない人だったらただの迷惑ww 

終わったあとやっちまったな〜と思ったのですが、まあ初対面で自分の一番変なところを見せておけば、後々困らないだろうし、これで断られてもなんの後悔もないかと思って待つこと数日(1、2週間待つこともあると思います)。返事が来て、今の家に住めることになりました。わーい。後日談ですが、このハイテンショントークが好印象だったらしく、この3つのエピソード全部ちゃんと覚えられてて笑いましたw

とは言え、それでもまだ知らないところに身1つで住みに行くわけなので、不安はなるべく減らしたい。賃貸の契約書をデジタルでもらいたいとお願いしました。それまで相手のフルネームも知らなかったし。これがちょっと面倒だったみたいですが、無事に書いてもらえました。その後も結構メールでやりとりをして、結局私が到着する前に部屋にベッドを用意してくれたり、最寄りのバス停まで迎えに来てくれたりしました。本当に有難い。そうじゃなきゃ、到着した日は空っぽの部屋の床で寝るはめだった...

あと、ある日突然メールが来て何かと思ったら、Zoomの時に話していたNintendo Switchはアメリカに持ってくるかと聞かれ、もしそうならゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルドはやってるかと聞かれましたw 好きらしい。(この時点で私はまだ持っていなかったのですが、最近ブレワイ始めました。私はマジでゲーム初心者で視点操作もおぼつかないレベルなので、いらいらすると思うのですが辛抱強く見守ってくれて、あまりにも困ってると教えてくれる。優しい。)

長くなりましたが、こういう経緯でCraigslistで見つけた部屋に、今3人のルームメイトと住んでいます。住み始めてからもトラブルはなく快適です。今更ですが私の部屋の条件をまとめると、一軒家のマスターベッドルームで、シャワーのみですがバスルームもほぼ私専用。大きい庭があって、レモンとアボカドとオレンジの木があります。カリフォルニア最高。大学からもそこまで遠くはなく、自転車で通学しています。自転車も先月までこの部屋に住んでいたルームメイトから買い取りました。

というわけで、この記事がどこかでだれかの役に立ちますように。しつこいですが、私が無事に良い家を見つけられたからといってこれはただ運が良かっただけだと思うので、皆様家探しは自分の責任で注意深くやってくださいね!

それではまた別の機会に!読んでくださって感謝です。

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